MOTTAINAIキャンペーンに協賛する株式会社「ドール」(東京都中央区、青木寛社長)は10月4日、規格外などで廃棄される果物を減らす「もったいないフルーツアクション」をスタートさせると発表しました。2021年にスタートした「もったいないバナナプロジェクト」を進化させ、マンゴーやキウイなど、ほかの果物にも対象を拡大する方針です。
「もったいないバナナプロジェクト」は、まだ食べられるのに廃棄されていたバナナを「もったいないバナナ」と名付け、ジュースや飲料、ヨーグルトなどの加工食品に活用してもらう取り組みで、すでに50社を超える企業が参画しています。
「もったいないフルーツアクション」では「フルーツロスをゼロにすること」をゴールに据え、企業の垣根を越えた共創型の活動を図ります。具体的には▽飲食業界やクリエイターと連携した商品展開の加速化▽オフィスへの「もったいないバナナ」の定期配達サービスの推進――などに取り組むことにしています。同社は「もったいないバナナプロジェクトの輪をさらに広げ、サステナブルな仕組みを構築したい」としています。
同社はまた、皮が黒くなったバナナはトラを連想させることから、関西エリア限定で「トラバナナ(R)」として販売することにし、そのアンバサダーをプロ野球・阪神タイガースOBの掛布雅之さん(69)が務めることになりました。この日の記者会見で掛布さんは「僕らが子どもの頃は、バナナは病気にならないと食べられないぐらい高価なもので、もったいないバナナなんていうのは考えられない存在だった。アンバサダーに就任したということで、なるべくフードロスが出ないようにいろんなところで発信していきたい」と意気込みを語っていました。
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