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コンゴ熱帯雨林の保護活動 大仲さんコラム「続・地球の肺を守ろう」第7回 熱帯林守り続ける先住民たち

村一番の長老と初対面のあいさつを交わす大仲幸作さん(手前左)。先日訪問した際に老衰で亡くなったことを村人から知らされた=コンゴ民主共和国(本人提供)

地球温暖化の原因といわれる二酸化炭素を吸収し、酸素を放出する熱帯林。広大な熱帯林を抱え、かつてワンガリ・マータイさんが南米ブラジルのアマゾン、インドネシアと並んで「地球の肺」と呼んだコンゴ民主共和国で、森林・気候変動対策の政策アドバイザー(JICA専門家)として活躍する大仲幸作さんによるレポート「続・地球の肺を守ろう」第7回が、毎日新聞のニュースサイトに掲載されました。

コンゴ盆地に広がる世界最大の熱帯泥炭地に住むピグミー。実は狩猟採集で生活する低身長の部族の総称で、大仲さんはコンゴ人の同僚から、少し差別的な言葉だから、代わりにフランス語で「先住民」を意味する「オトクトン」と呼ぶように忠告されます。

最近の調査研究で、地球上にある原生林の面積の約3分の1がオトクトンの生活圏に残っていることが分かってきました。彼らは食料、薬から簡易な家の材料まで、あらゆる物やサービスを周辺の自然から得て生活しています。その伝統的な生活様式の下で、森林や温暖化の原因となる大量のCO2を閉じ込めている泥炭地などが、持続的(サステナブル)に管理されているのです。

彼らオトクトンは開発政策上、「再貧困レベル」の人々とみなされています。しかし、大仲さんは、彼らの生活に、人類としての普遍的な「豊かさ」、さらには「幸せ」の要素が含まれているのではないかと考えます。

▽連載はこちらから
https://mainichi.jp/articles/20240422/org/00m/030/001000c

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