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効果に合わせて、ハーブを選ぶ。タイの伝統医療について知ってみよう。

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たとえば、虫除けスプレー。今年の夏も、アウトドアの際は活用した方も多かったのではないでしょうか。

この虫除けスプレー。私たちは薬局やドラッグストアで買うのが一般的ですが、タイでは虫よけに科学的な
薬剤を使わないものがあります。タイの人々が身体につけるのは、日本でおなじみのハーブ、レモングラス
なんです。

このように、タイではハーブを「薬」として位置づけ、数多くの活用法があります。今回お話を伺ったのは
タイ王家のプレミアムオーガニックハーブブランド、『アバイブーベ』の製品を取り扱っているアバイブーベ
ジャパンの川上隆弘さん。この度、MOTTAINAI Shopでもアバイブーベジャパンの商品の取扱いがスタート
しました。タイのハーブ事情や日本ではあまり知られていないハーブの効能について教えてもらっています。

香りを楽しむだけじゃない。
ハーブには身体を変える力がある。

現代医療の代表である西洋医学でもなく、漢方などを使用するのでもなく、タイで昔から行われているのが、
ハーブを使った伝統医療。日本ではあまり馴染みがありませんが、タイでは歴史のある治療方法なのだそうです。

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「タイのハーブを用いた伝統医学は、アーユルヴェーダに起源し、2500年前ごろに始まったと言われています。
その後、プラチンブリー県の領主、国王家チャオプラヤ・アバイブーベのときに国全体でハーブの治療に力を
入れ始めたことが、ハーブを用いた医療がいっそう盛んになるきっかけとなりました。ハーブ栽培に力を入れた
のは、ハーブは健康効果がありつつも、誰にでも手に入れられるものだったから。国民に広く行き渡る健康、
というのがポイントでした。領主アバイブーベは自邸を開放しハーブを用いた伝統医療を行う病院を建て、
そこでハーブの栽培も行っていたんですよ」

日本でハーブと聞くと、ちょっと西洋的なアロマやリラックス効果のあるハーブティー、あるいは料理の香り
付けに使用する、というイメージが強いかと思います。どちらかというとハーブの香りを楽しむことの方が
多いですよね。

タイの伝統医学になると、これがちょっと異なります。タイでは明確に、ハーブ=薬。ハーブそれぞれに役割や
効能が考えられていて、「具体的な身体の不調などに合わせた課題解決のためにハーブを用いることが多い」
と川上さんは強調します。

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「だからタイでは、ハーブって薬局できちんと処方されるんです。タイの伝統医療に携わるのは国家資格の
必要な医療行為になるんですよ。タイの医師は、西洋医学とタイ伝統医学の2種類のどちらを専門とする
医師になるかを選択、それに合わせて医学の勉強をし、異なる国家資格を取得しなければなりません」

そんなタイの伝統医療で扱われるハーブ。アバイブーベジャパンやMOTTAINAI Shopで扱っているハーブには
どのようなものがあるのでしょうか。種類は?効能は?それらはまた次回、ひとつずつご紹介します。お楽しみに!

*関連読みもの*
身体の悩みに合わせて選んで。タイ アバイブーベのハーブティーを飲んでみよう。
飲むだけじゃない。身体に使うハーブで、身体本来の働きを。


*今回の記事に関係するMOTTAINAIグッズ*

*ご協力いただいたのは*

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