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メディア掲載
【毎日新聞掲載記事】MOTTAINAIもっと:特産黒豚の油脂で美容クリーム開発 鹿児島・志布志「香り工房てこ」
2018/01/28
[写真説明:黒豚油脂から作ったクリーム]
鹿児島県の特産・黒豚。しゃぶしゃぶやトンカツは、黒豚の甘みやコク、高い栄養価で人気だが、
その油脂を利用して美容せっけんや美容クリームの研究・開発に取り組んでいるのが、同県志布志市の
「香り工房てこ」(中島ツキ子代表)だ。
同社は畜産業が盛んな大隅半島の地の利を生かし、2004年に黒豚の熟成肉の薫製をスタート。塩だけでの
製作にこだわり、他の添加物は一切使用しないため、肉本来の味が引き立っていると評判を呼んでいる。
問題は脂身の処理。注文者の多くが「脂身は体に悪いので削ってほしい」と依頼するためだ。脂身で
冷蔵庫は満杯となり、産業廃棄物として処理。その作業の際、薬品で消毒や器具の洗浄をしていたのに、
手荒れをしないことに気づいた。
中島さんは「黒豚の油脂には『知られざるパワー』がある」と直感し、5年の試行錯誤の末、せっけんと
クリームの開発に成功した。油脂は人肌に近く、化粧品の主成分ともほぼ同じことが分かり、
「バークシャーピュアオイル」と命名した。
その後、発明特許を取得し、国内で唯一、黒豚油脂を扱う業者としてTENEN(テネン=鹿児島弁で
「大切にする」の意味)のネーミングで化粧品販売を始めた。全身に使え、歯も磨ける。汚れを落とし
潤いは残す特徴があるという。
「元気な高齢者ほど肉食派」とメディアや健康雑誌が取り上げ、動物性油脂が見直されつつある環境も
追い風になっている。
中島さんは肌に触れても快適なオイルのメリットを生かし、シャンプーやオムツ素材などの開発と
情報発信のため「MOTTAINAIもっと」での資金集めを決めた。
「黒豚油脂の一層の普及と新しい可能性にチャレンジしたい」と意気込む。
問い合わせは地元事業をサポートしている鹿児島興業信用組合(電話 099・224・3180)。
【七井辰男】
<目標額>30万円
<特典>美容クリーム3000円、薫製セットとせっけん5000円など。
[写真説明:黒豚熟成肉の薫製=いずれも中島さん提供]
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