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【毎日新聞掲載記事】ときめくものを残すこと

「こんまり」さんが片付け指南

「ときめくものを残すこと」――これが片付けコンサルタントとして世界で引っ張りだこの「こんまり」さんこと、近藤麻理恵さんの片付けの秘訣(ひけつ)という。こんまりさんは、米誌「TIME」の今年の「世界で最も影響力のある100人」に、日本人として作家の村上春樹さんとともに選ばれたばかり。共感しているというMOTTAINAIキャンペーンや片付けの効用などについて聞いてみた。【聞き手・七井辰男、まとめ・山口昭】

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――「TIME」にお名前が載りましたが、どう受け止めていますか。

近藤さん びっくりしました。本を多くのアメリカの方に読んでいただいたからだと思います。講演をすると「とてもジャパニーズ的」という感想が多くて、日本という国の良さを再認識しました。

――米国では近藤さんの片付けを「Kondoing」と呼んでいるようです。共感を得ている理由はどこにあるのでしょう。

近藤さん MOTTAINAIキャンペーンとも共通していると思うんですが、ものを大切にする精神にすごく共感していただいています。私の片付け法ではものを処分する時に「ありがとうございました」と言ってから処分をするのがルールです。処分といっても実際はリサイクルショップに出す方が圧倒的に多い。また、米国では「スパークジョイ」と言いますが、ときめくものを残すというキーワードの新鮮さも受けているようです。

――MOTTAINAIキャンペーンはご存じでしたか。

近藤さん キャンペーンとワンガリ・マータイさんについて勉強したことがあります。片付けコンサルタントを育成する「日本ときめき片づけ協会」を昨年、設立したんですが、その片付けの歴史の講義でMOTTAINAIの話をさせていただきました。テストにも出したんですよ。

――片付けはもの別に衣類、本、書類、小物類、思い出品の順ということですが、なぜ衣類からなのですか。

近藤さん ときめくものを選ぶという観点でいくと、洋服が一番選びやすいからです。おもちゃとか思い出品は、片付けのハードルが高い。身近なものから順番にやることで、ときめき感度が徐々に磨かれるんです。

――片付けで人生が変わるというのが持論ですね。

近藤さん 片付けを終えた方は考え方に迷いがなくなってくるんです。自分にとって必要なものとそうでないものとがすべての判断軸で考えられるようになってくる。時間の使い方が変わったり、人との付き合い方が変わったり、ものの扱いが丁寧になるという行動の変化というのも見られますね。


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■人物略歴
◇こんどう・まりえ
小学生時代から収納や片付けに関心を持ち、大学2年で片付けコンサルタント業務を開始。2011年に独自の片づけ法をまとめた著書「人生がときめく片づけの魔法」が154万部を突破、アメリカで67万部を突破するなど世界でも注目を集めている。第2作の「人生がときめく片づけの魔法2」、最新作の「イラストでときめく片づけの魔法」(いずれもサンマーク出版)もベストセラーに。

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世界の32カ国で発売(予定も含む)され、大ベストセラーとなっている「人生がときめく片づけの魔法」

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