MOTTAINAIキャンペーンのあゆみ

2004年

12月ワンガリ・マータイさんがノーベル平和賞受賞
ケニアの環境副大臣(当時)ワンガリ・マータイさんがノーベル平和賞受賞。
グリーンベルト運動(植林活動)を通じて環境保護と民主化へ取り組んだ功績が評価され、環境分野として初、またアフリカの女性としても史上初のノーベル平和賞受賞。

2005年

2月マータイさんが、毎日新聞社の招聘で来日

マータイさんが、毎日新聞社の招聘で来日。
日本語「もったいない」が、マータイさんが取り組む資源の有効活用、3R(Reduce、Reuse、Recycle)を一言で表す言葉であり、さらに命の大切さや、かけがえのない地球資源に対するRespect(尊敬の念)という意味も込められていることを知り、子供たち、次世代へのメッセージを 含んだ言葉として深く感銘。環境を守る国際語「MOTTAINAI」として世界に広げることを決意しました。

3月マータイさんは『MOTTAINAIを世界の合言葉に』とキャンペーンを提唱し、全世界に発信

2006年2月
MOTTAINAI in 福島シンポジウムでの講演で日本古来の風呂敷を手に日本のMOTTAINAIを伝えるマータイさん福島県福島市にて

ワンガリ・マータイさんは2005年3月4日、ニューヨーク・国連本部での演説で「MOTTAINAIを世界に広めましょう」と提案し、毎日新聞社が社内に事務局を設置し、キャンペーンがスタートしました。マータイさんはさらに同年7月に世界のミュージシャンがアフリカ支援を目的に開催したLIVE8でも『MOTTAINAI』を全世界に発信しました。06年 2月、07年4月、08年5月、10年2月にも来日し、日本人にも改めて「MOTTAINAI」の精神を広めました。

7月伊藤忠商事が『MOTTAINAIキャンペーン』に賛同、参加
伊藤忠商事が『MOTTAINAIキャンペーン』に賛同、参加。環境配慮を基準とした商品、再利用を
規格基準とした商品など、環境3Rの理念を基に商品を企画。
世界初の循環社会型環境ブランドの展開に取り組むことを発表。

2006年

2月マータイさん2回目の来日
毎日新聞社がイオン環境財団の協力を得て、招待しました。横浜や福島、大阪、福岡市など全国各地を回り、市民と交流しました。
3月『MOTTAINAIブランディングサイト』開設
9月MOTTAINAI企業対抗★富士山ゴミ拾い大会スタート
富士の青木ケ原樹海で『MOTTAINAI企業対抗★富士山ゴミ拾い大会06’ 』開催
MOTTAINAIキャンペーン賛同企業28社の社員、127名が集まり、企業対抗でゴミ拾いをするというもの。

2007年

4月MOTTAINAIフリーマーケット開始
限りある資源を有効に使う提案の場として、東京/神奈川/埼玉/千葉など東京近郊で毎週末、MOTTAINAIフリーマーケット開催
4月25日~5月2日マータイさん3回目の来日
毎日新聞社と東京放送、伊藤忠商事が招待しました。
名古屋市を中心に滞在し、講演会や植林などさまざまなイベントを通じて、地球環境と命を敬うMOTTAINAIの精神を呼び掛けました。
4月マータイさんの激動の半生をつづる自叙伝「へこたれない」を発刊
マータイさんの自叙伝「UNBOWED」の日本語版「へこたれない」が小学館から発刊されました。訳者はマータイさんと親しい小池百合子さん(当時・首相補佐官)。政治家、環境保護活動家、また3人の子どものシングルマザーとして独裁政権の弾圧や投獄に負けず、3000万本にのぼる植林活動・グリーンベルト運動を通じて女性の自立や民主的政治の実現を目指した半生が描かれています。
6月MOTTAINAI SHOPオープン
インターネットからMOTTAINAIの商品が購入できるようになりました
MOTTAINAIキッズフリーマーケット開始
子どもたちだけで行うフリーマーケット、MOTTAINAIキッズフリーマーケット開催。
物を大切にする心だけでなく、お金を大切にする心も学ぶことが出来ます。

2008年

5月22日マータイさん4回目の来日
5月28日~30日に横浜市で開催された「第4回アフリカ開発会議」で基調講演をするために来日しました。そのほか、毎日新聞社社長や伊藤忠商事会長、社長らと懇談したほか、東京や宇都宮市で開催されるイベントでの講演や対談、植樹などを行いました。

2009年

4月マータイさんが日本政府から旭日大綬章を授与
マータイさんMOTTAINAIキャンペーンの国際的な活動が評価され、日本政府から旭日大綬章を
授与されました。
同月、ケニア山麓に3年間で約20万本を植林する「MOTTAINAI GREEN PROJECT ~緑のMOTTAINAI~」がスタート。東アフリカに水と緑を取り戻すのが目的で、住民の積極的な協力もあり、目標数を上回る植樹活動が続いています。
5月MOTTAINAI GREEN PROJECT始動
ワンガリ・マータイさんのふるさと・ケニア中部のキエニ地区、面積約1300平方Kmの中で、今春から3年計画で約20万本を植える計画の【MOTTAINAI GREEN PROJECT】が始動!植林活動「MOTTAINAI GREEN PROJECT 緑のMOTTAINAI」はキャンペーン参加企業を中心とした日本の支援で、マータイさんのNGO「グリーンベルト運動」が取り組む。
9月ナイロビ大で「ワンガリ・マータイ平和と環境研究所」設立
マータイさんが教べんを取っていたケニアのナイロビ大は、マータイさんの思想や活動を世界に広めるための施設「ワンガリ・マータイ平和と環境研究所」を同大キャンパスに設立することを決定、研究所はMOTTAINAI学科の創設など「もったいない」精神が基本コンセプトになります。
11月MOTTAINAI STATION&Shop オープン!
東京・竹橋にあるパレスサイドビル1階にMOTTAINAIキャンペーンの活動拠点となる『MOTTAINAI STATION&Shop』オープン。MOTTAINAIキャンペーンの商品を取り揃えた初の常設店舗
12月マータイさんは国連事務総長から国連平和大使に任命
コペンハー ゲンで開催された国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議の場で、マータイさんは国連事務総長から国連平和大使に任命され、「環境と平和」の使者として重責を果たされました。

2010年

2月10日~21日マータイさん5回目の来日
日本文化発信への貢献が評価された旭日大綬章の受章(09年4月)や国連平和大使就任後の初の訪日。広島市内で地元の高校生とともに国際平和を祈って記念植樹をし、京都市や東京都内でのシンポジウムや式典にも参加しました。

2011年

9月2日マータイさん最後のインタビュー
ケニア・ナイロビにあるグリーンベルト運動本部で、毎日新聞社MOTTAINAIキャンペーン事務局がマータイさんをインタビューしました。これが最後のインタビューになりました。
9月25日ワンガリ・マータイさん逝去
マータイさんは、卵巣がんのため、ナイロビ市のナイロビ病院で71歳で死去しました。葬儀は国葬として10月8日と14日の2度にわたって営まれ、キバキ大統領はじめ各国の大臣、大使や南アフリカのノーベル平和賞受賞者、ツツ元大主教らが参列、数万人の市民が別れを惜しみました。
遺言に基づき、棺は環境に配慮して木材を使わず、骨組みは竹、材質はヒアシンスとパピルスの茎で編みこまれました。マータイさんはケニアでは異例の火葬に付され、遺灰は近く着工される「ワンガリ・マータイ平和と環境研究所」の中心施設「デモクラティックスペース」の中央に埋められ、その上にアカシアの木が植えられる予定です。

2012年

4月
東日本大震災の復興支援を目的に、イオンモール名取(宮城県名取市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を初開催。マルハニチロ、イオンモールなどの協賛で、さかなクンの「おさかな講座」や、子どもたちだけで売り買いする「キッズフリマ」が評判に。
6月MOTTAINAIてづくり市開始
作り手の想いが詰まった作品に出会える、MOTTAINAIてづくり市開始。 作家さんに直接会って、交流して、作品に触れ、作品への想いを感じられる場所。 「モノ」にあふれている今だからこそ、ひとつひとつの「モノ」を大切にしてほしい。 そんな思いを込めて、たくさんの「タカラモノ」にめぐりあえる手作り市を開催しています。> 詳しくはこちら
11月
イオンモール堺北花田(大阪府堺市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

2013年

6月
イオンモール神戸北で、「QBB×MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。タレントのルー大柴さんによる環境トークやキッズフリマを実施。
9月
イオンモール名取(宮城県名取市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

2014年

1月
イオンモール福津(福岡県福津市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。
7月
イオンモール石巻(宮城県石巻市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。
12月
イオンモール幕張新都心(千葉市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

2015年

2月MOTTAINAIキャンペーンが10周年を迎える
MOTTAINAIキャンペーンは2015年で10週年を迎えました。これからも活動を通じて、地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、ケニアの植樹活動への支援の他、日本の森づくりなど様々な社会貢献活動を続けてまいります。
10月アマゾン熱帯雨林保護の環境活動家、マリナ・シルバさん(ブラジル元環境相)が初来日!
毎日新聞社とMOTTAINAIキャンペーン事務局は、キャンペーン10周年と、日本・ブラジル国交回復120年を記念し、アマゾン熱帯雨林の保護を訴え世界的に知られるマリナ・シルバさん(元ブラジル環境相)を招聘

イオンモール名取(宮城県名取市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

イオンレイクタウン越谷で、「MOTTAINAIキッズフリマ」とルー大柴さんによるトークショーを開催。

2016年

1月
イオンモール倉敷(岡山県倉敷市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。
3月

東京・としまえん(東京都練馬区)で「MOTTAINAIキッズフリマカーニバル」を開催。ほけんの窓口や14社の保険会社の協賛で、日本最大のキッズフリマを開催。約8千人の家族連れが参加。

12月
インターネットで広く資金を集め、地域の特産品を商品化したり、新たなプロジェクトを応援したりする購入型クラウドファンディング「MOTTAINAIもっと」が、全国信用協同組合連合会(全信組連)や毎日新聞社などの運営でスタート。

イオンモール沖縄ライカム(沖縄県北中城村)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

2017年

3月

池袋サンシャインシティ(東京都豊島区)で、日本最大級の子どもたちを対象としたイベント「MOTTAINAIキッズタウン東京」を開催。約1万人の親子連れが企業のブースやギッズリマを楽しんだ。小池百合子知事も参加。

11月
アクアウォーク大垣(岐阜県大垣市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

2018年

2月
イオンモール徳島で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。
3月
池袋サンシャインシティで2回目の「MOTTAINAIキッズタウン東京」。小学生による環境問題をテーマにした小池百合子知事へのインタビューや、シンガー・ソングライターのナオト・インティライミさんが、子どもと一緒に世界の楽器を演奏、1万6千人の参加者でにぎわった。
6月
エアポートウォーク名古屋(愛知県豊山町)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。
12月
イオンモール和歌山(和歌山市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

2019年

3月

池袋サンシャインシティで3回目の「MOTTAINAIキッズタウン東京」。ココリコの田中直樹さんと小池百合子知事が、地球環境をテーマに対談。1万7500人が入場した。

9月
イオンモール大牟田(福岡県大牟田市)で「MOTTAINAIキッズフェスティバル」を開催。

2020年

2月

シンポジウム「シルバさんと語ろう地球の未来~持続可能な世界のために」(毎日新聞社、東京都主催、国連広報センター、上智大共催、イオン環境財団、伊藤忠商事、宇都宮市、KLMオランダ航空、住友林業、富士通、リーガルコーポレーション協賛)を東京都千代田区の上智大で開催。マリナ・シルバさんは生中継で議論に参加。「現在の開発モデルは持続不可能だ」として、参加者に持続可能な社会への転換を訴えた。


2月MOTTAINAIキャンペーンが15周年を迎える
MOTTAINAIキャンペーンは2020年で15週年を迎えました。持続可能な循環型社会の実現を目指して、これからも地球環境に負担をかけないライフスタイルを広め、ケニアの植樹活動への支援、日本の森づくりなど様々なSDGs活動を続けてまいります。

2021年

10月
購入型クラウドファンディング「MOTTAINAIもっと」をさらにパワーアップした「MOTTAINAIみらい」をスタート。全信組連が、購入型では全国トップの㈱CAMPFIREのサイト上で展開するもので、信用組合の情報網を生かし、地域に埋もれた魅力あふれる良い商品やサービスを全国に紹介していく予定。

2022年

2月

毎日新聞の創刊150年を記念するシンポジウム「みんなで語ろう地球の未来~MOTTAINAIから始まるSDGs」(毎日新聞社主催、東京都、共立女子大学・短期大学共催、環境省後援、大林組、富士通協賛)を東京都千代田区の共立講堂で開催。温室効果ガスの大幅削減や循環型経済の必要性について、議論した。マリナ・シルバさんはブラジルからオンラインで参加し、「持続可能な世界にするために何をすべきか。この問いに対する答えの核心は『変える』と『配慮する』という二つの動詞にある」と指摘した。

12月
マータイさんが創設したケニアの植林活動「グリーンベルト運動」を応援するための寄付金が1億5000万円を超え、約400万本の苗木が植林されました。

2023年

3月
「ブックオフコーポレーション」が展開する宅配買い取りサービス「キモチと。」の寄付先に、MOTTAINAIキャンペーンが加わりました。不要になった本やCD、ゲームソフトなどをブックオフに回収してもらい、応援した団体やプログラムに買い取り査定額を全額寄付できるサービスです。
5月
日新火災海上保険(東京都千代田区)がMOTTAINAIキャンペーン事務局を通じて、ケニアの植林活動「グリーンベルト運動」に寄付した金額が累計で2000万円を超えました。
グリーンベルト運動の事務局から同社の織山晋社長に感謝状が贈られました。

2024年

3月4日
MOTTAINAIキャンペーン20年目に入る

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