2007.10.15MOTTAINAIが地球温暖化を止める
地球温暖化に強い警鐘を鳴らしてきた米国の前副大統領で環境保護活動家、アル・ゴア氏(59)と国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC = Intergovernmental Panel on Climate Change)」に2007年のノーベル平和賞が決定。ノルウェーのノーベル平和賞委員会が12日発表した。
「環境」分野へのノーベル平和賞授与は04年に受賞したMOTTAINAIキャンペーン名誉会長、前ケニア環境副大臣、ワンガリ・マータイさん(67)に続くもので、地球温暖化問題は世界平和の脅威、危機であると同委員会は認めた。
「MOTTAINAIが地球温暖化を止める」。
気温上昇の科学的なデータに基づいてキャンペーン事務局が制作したポスターが示しているように、マータイさんとともに毎日新聞社と伊藤忠商事が取り組んでいるMOTTAINAIは世界にとって今後、ますます重要なキャンペーンとなる。(MOTTAINAIキャンペーン事務局)
キャンペーン事務局は昨年7〜8月、ゴア氏自身が出演した地球温暖化のドキュメンタリー「不都合な真実」(06年米国。07年アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞)を今年1月の国内の一般公開に先駆けて2度、鑑賞する機会を得た。
また、米国テネシー州ナッシュビルにあるゴア氏の事務所と連絡をとった昨年9月、同事務所から「まずアメリカ国民に環境問題で関心をもってもらうことが先決」という手紙(9月6日付)を受け取った。
世界のエネルギー消費のほぼ5分の1を消費する米国こそ、率先して地球温暖化問題に取り組まねばならない、という趣旨だ。
一方、IPCCは国連の世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)が1988年に設立。
ジュネーブのWMOに事務局があり、世界中で約3000人の科学者が温暖化問題について研究している。国連広報センター(UNIC、東京都渋谷区青山)の幸田シャーミン所長によると、国連事務総長の潘基文(バン・ギムン)氏、また今年5月、第62回国連総会議長に選出されたスルジャン・ケリム氏(マケドニア)が今後、地球温暖化防止に向けて強い指導力を発揮するという。
今夏、来日したケリム氏は毎日新聞の単独インタビューに応えて「京都議定書の効力が失われる12年までに、国連の取り組みを効果的に進めるためロードマップ(行程表)を作る必要がある」とし、この12月にインドネシア・バリで開催される国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13)終了後、ロードマップの作成について潘事務総長に協力を求める考えを示している。
マータイさんは「The MOTTAINAI sprit will improve the earth」と言っている。「もったいない精神は世界を良くする」。日本から生まれた世界へのメッセージの重要性は明らかだ。
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