MOTTAINAI SOUND

長野 / 下栗(2016.10)

下栗の里は、南アルプスを望む飯田市上村の東面傾斜面にある標高800m~1,000mの地区です。最大傾斜38度の傾斜面に点在する耕地や家屋は、遠山郷を代表する景観を作りあげています。この場所を知ったのは偶然のことでした。日本一星がきれいに見えると言われている長野県阿智村。「耳をすまして」のコンサートをプラネタリウムでもという話になり、星を見に行ってみようと思ったわけですが、その際泊まった昼神温泉の旅館の廊下に「天空の里 下栗」とポスターが貼ってあるのに気づきました。そのポスターには、山の急斜面につづら折りになった道に沿ってひっそりと佇んでいる集落が写っていました。ぜひ行ってみようと思い、満天の空を見た翌日下栗に行ってきました。阿智村から車で2時間弱。ようやく下栗に着きましたが、日本にまだこんな場所があったのかと驚かされました。南アルプスの中に、100人弱がほんとうにひっそりと暮らしている、そんな場所でした。2016年いろんな地を訪れた中で、一番自分の琴線に触れた場所でした。


守時 タツミ

キーボードプレーヤーとして音楽活動を開始。コンサートツアー、レコーディングから、アレンジ、プロデュースまでこなす。今まで関わったアーティストは、佐野元春、 ザ・ハイロウズ、Kinki Kids、藤井フミヤ、hitomiからClementineにまで至る。後にベネチア映画祭招待作品『千年旅人』など映画音楽も手がけるようになる。2007年より「100年後の子どもたちへ」という思いでdecibelを立ち上げ、音楽活動を展開する。ナレーションと音楽で綴った昔話『おとえほん』や『MOTTAINAI SOUND』などの企画、プロデュースを手がけ、高い評価を得ている。

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