MOTTAINAI 事務局便り
2009.07.20
インタビュー:小雀新秀(デザイナー)
かばんやバッグを作った際に出てくる余り布。業界で「残反」と呼ばれるこの余り布を組み合わせてカラフルなウェストバッグ(写真下)を作ったのが、スポーティなユニセックスブランド「WRAPS」だ。MOTTAINAI関連商品として6月に発売、評判を呼んでいる。WRAPSのデザイナー、小雀新秀さんにその狙いなどを聞いた。
◇今回の企画について一言。
「私たちは本来、材料が余るような仕事はしないものですが、季節に合わせた色の入れ替えなどによりどうしても余りが出てしまいます。今回はその残反を使って色の組み合わせを考えました。作ってみたら面白いウェストバッグになりました。休みの日にカジュアルに着こなして出かけたり、サーフィンに持参したりと楽しめます」
◇どんな組み合わせですか。
「黄色と青、紫とピンク、茶色と黄色、黒と紫の4パターンがあります。今回の企画はパッチワーク風で行きたいなと思い、ウェストバッグの正面にある小ポケットと本体の色を変えてみました。残反が出ないと作れないので、今回は20個だけ。自分だけのカラーが楽しめて、男女にかかわらず持ち歩けると思います」
◇デザインで心がけていることは何ですか。
「愛着をもって使えること。耐久性、軽さ、機能性とデザインのバランスが大切です。色を増やしたりデザインを工夫することで幅広いシーンで使えるようにしました」
◇小雀さんといえば、丈夫な製品で有名なブランド「BRIEFING」で知られています。
「10年前から展開している『BRIEFING』は、丈夫で軽いミリタリー素材にファッション性を組み合わせたデザインで幅広い層の方に評価をいただきました。機能性、耐久性を重視しているので壊れにくく、愛着を持って長く使っていただけます」
◇アイデアはどこから生まれてくるのですか。
「これまでいろんなことに挑戦してたくさん失敗しましたが、おかげでいろんな引き出しが出来ました。かばんのデザインは、一つの方向からながめるだけでなくて、いろんな方向からながめることで生まれてきます。今はインターネットに情報が氾濫(はんらん)していて、頭でっかちというか、無駄な経験はしなくていいという雰囲気があります。失敗も引き出しの一つにしておけば、次に生かせると思っています」
◇ご自身のデザインに100%満足していますか。
「よくできたバッグでも95%まで。だから、次の作品を作りたくなるんですよ。僕は頭で考えながら手を動かして作業をするのがとても好きなんです」
<プロフィール>
小雀新秀(こすずめ・しんしゅう)
1966年、東京都生まれ。99年に企画デザイナーとして勤めたバッグブランド「サザビー」を退社し、現在の会社「セルツ」に入社。「WRAPS」や「BRIEFING」といった自社ブランドのデザインなど手掛けるデザイナー。
2009.07.06
インタビュー:押切もえ(モデル)
毎日新聞社などが使い捨ての傘を減らそうと、取り組んでいる「MOTTAINAI傘プロジェクト」。「マイ傘を持とう」という呼びかけに応え、自ら傘をデザインしたモデルの押切もえさんにデザインの狙いや地球環境問題などについて話を聞いた。
◇傘のデザインの狙いは?
「雨の日でも女の子の気分が楽しくなるようなデザインにしました。最近はやりのマドラスチェックに、女の子らしいピンクと自然の緑、太陽の光の黄色を表しました」
◇お気に入りの梅雨の過ごし方を教えてください。
「梅雨の空って意外と明るいんですよね。だから、そんなに強い雨でなければ、好きなファッションをしてマイ傘を持って外出すれば、明るい気持ちになれます。それから、テラスのあるカフェで雨を眺めながらのんびり過ごすのもいいですね」
◇日本では、年間1億3000万本の傘が消費され、その多くは使い捨てされているそうです。
「すごくもったいないです。自分はお気に入りの傘があって、それを使うようにしています。皆さんにもマイ傘を持って雨の日も素敵な傘とファッションで楽しんでほしいと思います」
◇以前から大切に使い続けているものはありますか。
「小学生のころに母親から買ってもらったフェリックス・ザ・キャットのエプロンは今でも、大切に使っています。お料理が好きなので、料理関係のものに大事に使っているものが多いですね」
◇地球環境を意識することがありますか。
「環境にいいことは、実は自分にもお財布にもいいことだったりするので、心地いいバランスをとっていけたらいいなと思います。地球環境問題って、国産割りばしのこととか、ポリ袋が廃材を利用していることとか、本当のところはどちらがいいか分からないってことがたくさんありますよね。だから、自分で考えてできることを、ちょっとずつ、やっていけたらいいなと思います」
<プロフィール>
押切もえ(おしきり・もえ)
1979年千葉県生まれ。女子高時代、ティーン雑誌で読者モデルとして人気を博す。01年に雑誌「Can Cam」の専属モデルとなり、07年卒業。同年、月刊化された「Ane Can」の専属モデルに抜てきされる。現在はモデル活動のみならず、テレビ番組「英語でしゃべらナイト」司会などに活躍の場を広げている。著書に「モデル失格」がある。
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