2008.08.07
インタビュー:セキユリヲ(デザイナー)
「サルビア」というブランドで服やバッグ、アクセサリーなどを手がけるデザイナー、セキユリヲさん。和物でも洋物でもない不思議な図案で見る人をゆったりした気分にさせます。新製品だけでなく、着古しの服やはぎれを使ったものづくりに取り組むセキさんに話を聞きました。
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||最近、日本で培われた暮らしの知恵「刺し子」が見直されています。
昨年11月にMOTTAINAILab研究員としてシブヤ大学で「刺し子」の授業を開きました。刺し子は木綿が貴重だったころに、着物やモンペがちょっと破れたり、擦れたりしたところを糸で刺繍のように補強するためのもの。それだけでなくほころびや繕いを楽しもうと「麻の葉」や「青海波」などの伝統模様が生まれました。
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||ものを大切にする心が表現されているんですね。
布地を大事に使い、最後は縫い合わされて雑巾として使う。こんな使い方は西洋には見受けられません。インドでパッチワークのような布団カバーを見たことがあるのでもしかしたらアジアにはいろんな布地の再利用方法があるのかもしれない。それでも刺し子は日本独自のものでしょう。
||ものを大事にする姿勢はMOTTAINAIに通じるところがありますね。
人にそう指摘されることがありますが、私自身はエコロジーを意識しすぎることには抵抗感があります。一人の社会人として社会のことや環境のことを考えるのは当然。むしろ、ものを大事にするのは、その方が無駄遣いするよりも気持ちがいいから。人を愛することやものを大切にすることが大切だと思います。
||7日から着古しの服をバッグにリメイクする縫製サービスを始めるそうですね。
着れなくなったお気に入りのシャツやジャケットの前開きの部分を残してバッグに加工します。服を送っていただき、こちらでデザイン、縫製してお届けする取り組みです。いらなくなったものがバッグに変身してちょっと使ってみたくなる喜びを感じてほしい。
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||MOTTAINAIオフィシャルサイトで「たべものも暮らしに使うものも自給自足」を宣言しました。
今年から毎月1回千葉県の実家に戻って農作業を手伝っています。ちらほらと野菜が獲れるようになり、たべものを得る喜びを味わっています。何でもそうですが、やらなきゃいけないのではなくて楽しんでやりたいですね。
【聞き手・山本建】
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