MOTTAINAI通信

2008.03.04

環境ネットワーク「Do!コラボ」

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 「環境にやさしいことって難しいことじゃない。身近なところに取り組むべき課題があるんです」
そう話す市瀬慎太郎さん(41)が今月、仲間とともにCSR(企業の社会的責任)プランニングのネットワーク「Do!コラボ」を設立しました。独自のノ ウハウを生かして、企業と農山村をつなぎ、自然エネルギーの開発や森林育成の担い手作り、農産物の自給率アップなどを支援します。また、国内だけでなく欧米 の仲間から発信される環境ニュースを紹介。環境のことを考える企業や市民の情報交換の場にしてもらおうと、さまざまな活動を計画しています。

 創業100年の老舗紙卸問屋の営業部長だった市瀬さんが開発したヒット商品が、国産材でつくる紙「3・9ペーパー」。山で切り出した国産材を製紙 工場まで運ぶ輸送費を、森林所有者に代わって企業や団体に負担してもらいます。業界全体のパイが縮小する中で紙を売り込むための戦略として高付加価値で環境に やさしい紙の開発に行き着きました。利用者は、木材価格の低迷で間伐費用も賄えない国内林業を支援し、出来上がった紙を報告書として使うことで企業PRにもなります。

 「これは国産材でできた紙をもっと使うための仕組み。山から運び出す費用を利用者が負担して、間伐材など山に置き捨てられたもったいない木を活用していこうということなんです」と説明します。

 市瀬さんが「普通の紙卸問屋」と兼業でCSRコンサルティングを始めたのは2003年。「電話でアポイントをとって企業の環境部門を訪ねるゼロか らのスタートでしたが、環境へ関心が高まりつつある時期と重なったことが幸運でした」。事業を企業の「環境報告書」や「CSR報告書」に特化したこ とで突破口が開け、昨春からはCSRの仕事に専念しています。

 「3・9ペーパー」を使うことで暮らしに欠かせない紙を通じて地球環境問題を考えてもらうユニークな取り組みが注目を集めました。再生紙の偽装問題が 大きく取り上げられる今、講演会の依頼が相次ぐほどの人気者。その市瀬さんが呼びかけたDo!コラボには紙だけにとどまらず、太陽光発電やてんぷら油の 回収・バイオ燃料化、住宅などさまざまな業界の会員が集まりました。力を合わせて地球温暖化問題を解決するための知恵を絞っています。【山本建】
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 ◇Do!コラボ
 東京電力と共同開発した「尾瀬の木道エコペーパー」をはじめ、ミニストップで販売する「5円の木づかい箸(ばし)」などを手がけ、企業のCSRを支援する。会員は20の団体・個人。事務局は電話03・6423・1324。



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