2007.12.24
キッズ植林プロジェクト 全国20カ所に広がる
ノーベル平和賞受賞者、前ケニア副環境相ワンガリ・マータイさんの来日を機に昨年2月、大阪から始まった「MOTTAINAIキッズ植林プロジェクト」は、これまでに全国20カ所に広がった。毎回数十人の子どもたちが、植樹を通して生命をはぐくむ大切さを学んでいる。
同プロジェクトは全国子ども会連合会、国土緑化推進機構と毎日新聞MOTTAINAIキャンペーン事務局が実行委員会を構成。各地の子ども会、植林関係のNPOなどと協力しながら活動している。11月から今月にかけては大阪府泉佐野市、高知県いの町、東京都日野市で行われた。
このうち、いの町(11月24日)では、県森と緑の会、川内子ども会、ローソン緑の募金が協力し「土佐っ子植樹会」を開催。約60人が参加し、ヒマラヤ桜など120本を植えた。同実行委員会は「森作りは環境を守る大切な取り組み。これからも子どもたちと広げていく」と話している。【真田和義】
2007.12.12
エコスタイルフェア キャンペーンブース出展で盛り上げ /東京
日本最大級の環境展示会「地球と私のためのエコスタイルフェア〜エコプロダクツ2007」が13〜15日、江東区有明の東京ビッグサイト東展示場で開かれる。MOTTAINAIキャンペーンのブースも出展し、イベントを盛り上げる。
環境に配慮した製品やサービス、研究を紹介する展示会で、今年で9回目。昨年は572社・団体が出展し、15万人以上が来場した。
MOTTAINAIブースは「進化するエコストア」(イオン特別協賛)内に設けられ、エコバッグやMOTTAINAITシャツの関連グッズを展示・販売する。午前10時〜午後5時。入場無料。【澤圭一郎】
2007.12.11
キッズ植林プロジェクト 日野四小児童が校庭にナシ植林 /東京
植林を通じて自然の大切さを学ぶ「MOTTAINAIキッズ植林プロジェクト」が9日、日野市立日野第四小学校(日野市石田)で開催され、児童や保護者約100人が校庭の花壇にナシの木の苗を植えた。
「多摩っ子子ども会」に所属する参加者は5グループに分かれて土を掘り起こし、「元気に育って」と語りかけながら苗を植えていた。四小5年の鈴木美穂さん(11)は「これからも自然を大切にする行動を皆で楽しくやっていきたい」と話した。【神澤龍二】
2007.12.10
MOTTAINAI:ツバル首相「バス贈呈に感謝」 国連広報所長、支援説明 /栃木
<もったいない>
◇幸田・国連広報所長、支援活動の概要説明
南太平洋の島国ツバルから来日したイエレミア首相に対し、幸田シャーミン国連広報センター所長が7日、宇都宮青年会議所などの募金活動でツバルに贈ることが決まったスクールバスの概要を説明しました。首相は水没の危機にあるツバルの現状を訴えるため5〜8日、来日。過密スケジュールながら面談が実現しました。
ツバルは総人口約1万人で、地球温暖化によるとされる海面上昇で水没が懸念されています。募金活動は今年8月、宇都宮市で開かれた「第1回もったいない全国大会」で講演した幸田所長が、スクールバスが1台しかない同国の現状を報告。佐藤栄一宇都宮市長が寄贈を宣言し、これを受けた青年会議所を中心に中古バス1台を購入しました。バス購入費と運送費約250万円を目標に募金活動が続けられ、このほど資金のめどが立ちました。
今回贈られるバスには10月、ツバルが水没しないように願いを込め、宇都宮市などの中高生が大きな木や足跡、「MOTTAINAI」とペイント。幸田所長はバスの写真を首相に示しながら、座席が29席あることなどを説明しました。イエレミア首相は「狭い我が国の道路にちょうどいい大きさで、学校から遠いところに住む子供にもとてもうれしいこと。宇都宮市長や青年会議所、宇都宮の子供たちに感謝したい」と話しました。
バスは今月26日に横浜港を出港し、2月初めにはツバルに到着。首都フナフティで使われる予定です。【山本建】
毎日新聞 2007年12月9日
2007.12.05
菜の花プロジェクト:苗植え参加者募集/福岡
福岡県志摩町の「芥屋地域づくり推進協議会」(佐田信義会長)が、同町岐志の遊休地で「菜の花プロジェクト」を進めています。来年4月に花が楽しめるそうで、苗植えの参加者を募集しています。
遊休地は引津湾を望む約1ヘクタール。プロジェクトの目的は地域と都市との交流▽景観を良くする▽菜の花を利用した循環型社会を作るなどを目的としています。10月にトラクターで遊休地を整備、たい肥などの肥料をまき、別の約5アールの畑に種をまきました。
苗植えは参加費1000円で引津湾のカキなどの昼食付き。また、年会費2000円の会員になり、苗植え▽3月の花芽のつみ取り▽5月の刈り取り▽6月の脱穀▽7月の廃油せっけん作り−−のうち2回以上に参加すると4合瓶入りの菜種油をもらえます。
苗植えは9日午前9時半から、問い合わせは芥屋公民館092・328・2009。
2007.12.05
エコツリー:ペットボトル4000個/長崎
4000個のペットボトルで作ったエコツリーが佐世保市鹿子前町の西海パールシーリゾートのに登場し、訪れる人々を楽しませています。来年1月6日まで。
同リゾート内に捨てられた500ミリリットル用ペットボトルを従業員らが集めて一つ一つひもで結び、高さ5メートル、幅4メートルのツリーを製作。期間中は毎日午後5〜11時、周りに巻き付けた青と白の発光ダイオード(LED)計500個を点灯、透明なペットボトルを幻想的に浮かび上がらせています。
同リゾートの担当者は「ツリーを通して、リサイクルの大切さをPRできれば」と話しています。
2007.12.05
地産地消セミナー:会津産食材で/福島
会津地鶏や会津身不知(みしらず)柿など会津特産の食材について理解を深める「食彩ふくしま地産地消セミナー」が4日、会津若松市内で開かれ、生産者や流通業者、主婦ら40人が、地元食材を使った創作料理を味わいながら、新たな地域メニューの可能性などを話し合いました。
外食産業やホテル、旅館などによる地域食材の利用拡大、生産・流通・消費者との連携強化などを目的に、県会津農林事務所が主催した。セミナーでは、猪苗代町のホテル「ヴィラ・イナワシロ」の山際博美総料理長(46)が考案した会津地鶏のポトフ、身不知柿のパイ包みやアイスクリーム、会津坂下町特産の立川牛蒡(ごぼう)のデミグラス煮などのオリジナルメニューを試食。4班に分かれ、それぞれの立場から意見交換しました。
全体討議では、各食材の生産、流通について「食材を買える場所が分からない」「高級食材を志向するのか、地元消費を目指すのか不明確」「調理の参考になるレシピが必要」などの課題が指摘されました。
2007.12.05
ネパールの子供たちに絵本、楽器を!/福岡
北九州市職員有志で作る国際交流ボランティア「翼の会」(会長、西之原鉄也・若松区長、約200人)の協力要請を受け、ネパールの子供たちに贈る絵本や楽器などの保育用品を集めていた市立筒井小学校(武谷優子校長)の児童がこのほど、約2カ月かけて集めた品物を翼の会に贈りました。
JICA九州国際センター(八幡東区平野)で行われた贈呈式で、西之原会長は「皆さんの力添えのおかげで意義ある事業になり、心より感謝します」と感謝の言葉を述べました。筒井小の児童代表4人が収集活動の経過を語った後、西之原会長に段ボール箱やビニール袋に入れた保育用品を手渡しました。続いて、元市職員で、収集活動を始めるきっかけを作ったネパール在住のJICAシニアボランティア、裏純子さん(59)のお礼の手紙が読み上げられました。
贈られた保育用品は木琴5、カスタネット25、鍵盤ハーモニカ50、積み木5、ままごとセット10、絵本と紙芝居各20など。翼の会は、フリーマーケットで得た資金で不足分を補い、12月中に東京に発送。JICAが東京からネパールに輸送します。
2007.12.05
和紙糸:イメージ覆す丈夫さ/京都
裁断した和紙をよって作った「和紙糸」を素材に、上京区のテキスタイルデザイナーの塩谷(しおや)栄一さん(66)が、タオルやかばんなどの制作に着手ししました。軽さに加えて、和紙のイメージを覆す「丈夫さ」が特徴。京都市などで来春に予定している展示会に向け、「和紙糸の良さを知ってほしい」と意気込んでいます。
和紙糸は、広島県福山市の撚糸加工会社「備後撚糸(ねんし)」が開発し、今夏に特許を取得した独自技術「水撚り製法」で誕生したもの。同社営業課長の光成明浩さん(34)によると、幅1〜5ミリに裁断した和紙を特殊な溶液に浸して撚糸機でよりました。機械のひねり方や複数の糸をよることで強度を変えることも可能だが、一本の糸で綿糸と同等の強度があるそうです。同社では、すでにデニム用の生地も開発しています。
5月ごろに業界紙で同社の存在を知った塩谷さんが共同制作を呼びかけた。知人の染色業者に依頼し、柿渋染めや藍染めを複数回経るとさらに丈夫さが増したそうです。塩谷さんは「土に返るので環境にも優しい素材。羽毛もなく、水の吸い込みや汗の吸い取りもよくアトピー対策にもうってつけ。ブーツや帽子、ジャケットなどにも取り組みたい」と話しています。
2007.12.05
グリーン購入キャンペーン:温暖化防止へ優しい買い物を/京都
環境への負荷が少ない買い物「グリーン購入」の普及活動に取り組む「京都グリーン購入ネットワーク(京都GPN)」(中京区)が1日から、地球に優しい買い物で地球温暖化を防ぐ「1万人のグリーン購入キャンペーン」を始めています。申し込むと抽選で京都ホテルオークラのディナー券(ペア1組)のほか、京都産のかぶら千枚漬けやエコバッグなどのプレゼントもある。事務局を務める「環境市民」の有川真理子さんは「企業は環境への取り組みをしているが、働く人たちにも地球温暖化防止に向けて努力してほしい」と期待しています。
「グリーン購入」は1980年代後半に欧州で生まれた考え方で、購入の必要性を十分考慮し、品質や価格だけでなく、環境にできるだけ配慮した製品やサービスを選ぶもの。京都GPNは府内の企業や自治体、NPOなどで構成。04年11月に全国GPNの地域組織として8番目に設立しました。 キャンペーンは、京都GPNのホームページ(http://www.k‐gpn.org/)で、「省エネの優れた製品を選ぶ」など4項目や住所・氏名・電話番号を記入し「環境に優しい買い物宣言」をし、その後は来年1月20日までの期間中、買い物で府内産など、近くで取れた野菜や果物を選んだり、ゴミの発生の少ない詰め替え製品や、洗って繰り返し使えるリユースびんを積極的に利用します。
また、14日午後2時からは、中京区のウィングス京都でグリーン購入の実践講座も開催。環境に優しい漬物や車選びの講演などがあります。定員30人(先着順)。参加費300円で漬物のお土産付き。問い合わせは事務局(075・241・4664)まで。
2007.12.05
ぶちタワー:石見空港でイルミネーション完成/島根
◇利用促進を目指し
萩・石見空港(益田市内田町)のターミナルビル横に、東京タワーをイメージした高さ約8メートルのイルミネーション「ぶちタワー」が完成しました。同空港ににぎわいを創出し、利用促進に結び付けようと、益田商工会議所青年部が設置したもので、約1800本のペットボトル(500ミリリットル入り)から出来上がっています。
青年部は昨年度から、搭乗率が低迷している同空港の利用促進活動に取り組んでいます。空港により親しみを感じてもらおうと、今回東京タワーイルミネーションを設置したもので、2日に点灯式がありました。
来賓として出席した牛尾郁夫市長=同空港利用拡大促進協議会会長=は「青年部の皆さんがアイデアを出して、積極的に利用拡大に努力されているのに感謝しています」と話しています。
ライトアップの期間は、来年1月11日までの午後4時半から同8時まで。
2007.12.05
花巻「イギリス海岸」の泥岩で泥岩住宅建設:夏は涼しく冬保温/岩手
◇巨大な土壁で地熱も利用−−軽便鉄道の廃線跡前
◇宮沢賢治の精神沿う「環境に優しい家」
宮沢賢治が「イギリス海岸」と名付けた花巻市下小舟渡の北上川近くに、イギリス海岸と同じ地質の泥岩で室内に土壁を造った住宅ができました。地熱を利用した冷暖房も取り入れ、賢治の精神に沿った環境に優しい家です。
木村設計A・T(旧久慈設計花巻)の木村清且社長(57)がモデル住宅として事務所横に建設し、自ら暮らし始めました。材木には道路拡張で伐採を余儀なくされた近くの神社境内の杉を使い、岩手の古民家・直家(すごや)、曲がり家の伝統も生かしたモダンなデザインの家。イギリス海岸西約300メートルに建ち、目の前の道路は「銀河鉄道の夜」モデルの軽便鉄道の廃線跡です。また木村社長の父福治さん(故人)が経営していた「木村製材所」はイギリス海岸すぐ上にあったという縁もあるそうです。木造一部2階建て122平方メートル。建設費約3000万円。
泥岩はイギリス海岸と同じ約140万年前の地質のものでイギリス海岸近くから採取した。できた土壁は高さ5メートル、幅3・7メートルという大きさで室内を圧倒します。厚さ30センチの土壁の中心は14センチ幅で床下まで空洞になっており、夏は涼しく冬は保温に役立つ構造で、多孔質で炭と同じく消臭効果もあるそうです。また地下50メートルまで管を掘り地熱と外気温との温度差を熱源にした冷暖房システムを取り入れました。木村社長はこの土壁を「イギリス海岸からの贈り物」と名付けています。
柱や梁(はり)に使ったのは、近くの小舟渡八幡宮境内の杉の木約50本が01年に伐採されたうちの20本。大黒柱など主要な柱は8寸(24センチ)、残りの柱と梁は4寸(12センチ)という直家、曲がり家の建築様式を踏襲しました。
「住宅造りとは住空間作り。そこでどう生活するか、が問われる。人は社会や地域の中で生活するのだから、社会性や地域性を備えた住宅を考えなければならない」と木村社長は話しています。その結果、賢治ゆかりの地という地域で、集落の中心だった神社で60年かけて育った杉は少なくとも60年は使うことを考え、岩手の民家の伝統を意識し、設計しました。
「設計士が夢を見なくなったら終わり。どう地域とかかわっていくかを一緒に考える住宅の設計をしたい」と木村社長は夢を語っています。
2007.12.05
レジ袋の現状考えよう!富山国際大でワークショップ開催/富山
来年4月から県内のほぼすべてのスーパーがレジ袋を有料化するのに合わせ、大学生にレジ袋の現状を考えてもらうワークショップが、富山国際大でこのほど行われました。
同大で環境経済論を教える谷口新一講師が、レジ袋の社会的コストについての理解を深めてもらおうと開講。地域学部の2〜4年生約40人が参加しました。
まず日本では年間約300億枚消費されていることなど説明。五つのグループに分かれ、それぞれが意見を交換しました。
有料化について、▽「まだ安いので自分の行動は変わらない」(2年男子)▽「レジ袋は利用価値があり自分の行動は変わらない」(3年男子)−−と、男子学生にレジ袋を買う意見が多かったものの、「マイバッグで買い物をしている」(2年女子)▽「有料化されたら、自分はレジ袋をもらわない」(2年女子)−−など女子学生には“買わない派”が多かったようです。
谷口講師は「来年4月から自分はどうすべきか、という気付きがあれば」と成果に期待している。この授業では今後環境税なども取り上げていくそうです。
2007.12.03
長崎発!:渇水 /長崎
佐世保市で15日から時間制限給水が始まります。風呂の残り湯は無駄にすまいと、ポリバケツにためてはトイレの水洗に使い、ベランダの草木のために入浴剤は控え、入浴しない日もつくる、と私もささやかに節水努力中です。
福岡市で過去2度の大渇水を経験したので、覚悟はできている。と思っていたが「28時間連続断水」という佐世保市の計画にひるむ。水不足による断水は、日常生活への影響が少ない夜間の数時間から始め、徐々に延ばすのが当たり前だと思っていたからです。
佐世保市水道局に聞くと、節水率を考えてそうせざるを得ないといいます。94〜95年の大渇水時、同様の方法で18〜20%節水できた実績をもとに、節水率18%の目標を設定。これでダムの水を節約、河川からの取水も含め、3月の「菜種梅雨」までしのごうという算段です。
もっとも、コンピューター制御により、水管理センターで「浄水場から蛇口まで」水圧、配水を自在にコントロールできる福岡市と違い、佐世保市の場合は、約9万カ所の止水栓の開閉作業を人海戦術に頼らざるを得ないという事情も背景にあります。こまめな給・断水をすれば人手と金がかかります。作業を委託する予定の町内会やシルバー人材センターのアルバイトの作業環境や安全性を考えると、寒い夜中の作業も無理です。
約9カ月間の給水制限をした13年前の大渇水時の記事には、種々の工夫で断水を乗り切る市民のたくましい姿がある一方で、当時で既に構想後20年以上を経た県の石木ダム(川棚町)建設計画に頼るばかりで水源確保の解決策を打ち出せずに渇水危機を度々招く行政への不信・不満の声を伝えています。
今回も、同じことを伝えることになるのでしょうか。佐世保市民1人当たりの水の使用量は、05年度データで九州の主要都市中、最も少なかったが、市民の節水努力だけでは水問題は解決しません。
<佐世保支局長・谷由美子>
〔佐世保版〕
毎日新聞 2007年12月3日
2007.12.03
有機野菜直売店:「元気です」 市民団体、佐世保に開く /長崎
無農薬野菜作りに取り組む佐世保市の市民団体「大地といのちの会」(吉田俊道代表)の会員が2日、同市口の尾町に有機野菜の直売店を開きました。安全でおいしいと評判で、初日から多くの客が詰めかけました。
「だいち村三川内店」(三好俊伸店長)で、初めての店舗。広さは約130平方メートル。販売する野菜はすべて無農薬無化学肥料栽培の有機野菜で、県北地域を中心とした同会会員の約20業者が生産。調味料や、クッキーなどの加工品のほか、その場で試食できる玄米おにぎりやにんじんジュースなども取りそろえています。
大地といのちの会は、99年9月に発足。生ごみでバクテリアの豊富な土を作り、その土を使って無農薬で育てた野菜は、栄養分が高いだけでなく、味が濃く、腐りにくいことを確認。生命力あふれる野菜という意味で「元気野菜」と名付けました。
しかし、土からつくるため、農薬使用のものより2〜3割ほど値段が高くなります。これまで市内のスーパーで販売しても、なかなか生産業者は利益を上げられませんでした。
このため三好店長は「まずは元気野菜を多くの人に体験してほしい。生産者と消費者を結ぶ橋渡しになれれば」と話しています。
営業時間は、午前9時半〜午後5時半(水曜定休)。問い合わせは、同店(0956・30・7120)。【近松仁太郎】
〔佐世保版〕
毎日新聞 2007年12月3日
2007.12.03
地球温暖化:石原良純さん講演や映画上映−−県立大 /山口
12月の地球温暖化防止月間にちなんだイベント(県地球温暖化防止活動推進センター主催)が2日、山口市の県立大学講堂で開かれました。ドキュメンタリー映画「不都合な真実」上映や俳優、石原良純さんのトークショーなどがあり、身近でできる環境保全などを考えました。
不都合な真実は、前米副大統領のノーベル平和賞受賞者、アル・ゴア氏が主演。地球温暖化が巻き起こす環境破壊を描きました。上映後は、気象予報士でもある石原さんが「空をみよう」のテーマで講演。気象の変化や気象学の楽しさなどエピソードを交え、最後に「無理せず、まずは自分のできることから始めましょう」と訴えました。
山口市赤妻町の主婦(56)は「県内の家庭からの二酸化炭素排出量がこの10年間で約18%増えたと知り驚いた」と話していました。【住田里花】
〔山口版〕
毎日新聞 2007年12月3日
2007.12.02
原油高騰:農家を直撃 ハウス用、昨年度比10円値上がり /宮崎
原油高が県内農家を直撃しています。いずれも全国1位の生産額(05年)を誇るピーマンとキュウリは10度以上の気温が必要だが、ハウスの気温を保つ重油は、昨年より1リットル当たり10円前後アップしています。重油が不可欠な冬場を前に、ハウス農家は「消費者への価格転嫁もできない」と悲鳴を上げています。【種市房子】
栽培のためにキュウリは11〜12度、ピーマンは18度の気温が必要で、県内では11月下旬〜4月にハウスを暖めます。JA宮崎経済連によると、JAグループが扱うハウス用の重油は現在80円弱で農家に販売。昨年度の平均66・8円から10円ほどアップしたことになり、02年度平均(40・5円)の2倍近くにもなっています。
日向市美々津町でピーマンを栽培する石田和平さん(61)は、今年の重油代を試算したところ、昨年と比べて月約9万円上がることが分かりました。「9万円もあればパートが1人雇える」と話す。しかし、消費者への価格転嫁もままなりません。「ガソリンや菓子は売る方の意思で値上げできるかもしれないが、野菜は買う方が競りで値段を決める。重油の値上がりは農家がかぶるしかない」と苦渋を話します。
経済連の試算でも、平均的なハウスピーマン農家の10月の手取りは昨年比で3割減となっているそうです。
経済連は▽夜間の放射冷却を防ぐためにハウスにビニールを二重三重に張り巡らす▽燃費効率を上げるため暖房機器を丁寧に点検する−−などのマニュアルを農家に配り、省エネ対策を呼び掛けています。
毎日新聞 2007年12月2日
2007.12.02
アジア・太平洋水サミット:オープン行事、多彩に /大分
49カ国・地域が参加する第1回アジア・太平洋水サミット(3、4日、別府市)のオープンイベントが1日、本格的に始まりました。【梅山崇、金秀蓮】
主会場の同市ビーコンプラザでは、毎日新聞主催のプレシンポジウム紹介コーナー(4日まで)など展示コーナーがずらりと並んでいます
市内のホテルでは東アジア15カ国の保健担当閣僚らによる公衆衛生会議(ユニセフなど主催)があり、6億4000万人もの人が基本的な衛生施設を持たない現状について議論。上下水道整備にかかるコストは、疫病の発生などがもたらすコストよりも安いとの認識に立ち、早急な改善を図ることで一致しました。2年後に整備状況を検証します。
また日田市では、近く政令で「新エネルギー」に認められる水力エネルギーの活用方法について考える「小水力利用シンポジウム〜農業用水を生かして農村をエネルギー基地に〜」。地球11周分の農業用水路を活用できないか探りました。
ひた市民環境会議エネルギー部会などの主催。県内は水が豊かで、1914(大正3)年に作られた富士緒井路第一発電所など、土地改良区による農業用水路を利用した水力発電所が豊後大野市内に4カ所あります。
シンポでは、栃木県那須野ケ原土地改良区の星野恵美子事務局長が、家畜排せつ物を利用したバイオガスエネルギー生産、太陽光・小水力発電など複合的な地産地消エネルギーへの取り組みを発表。水力発電は地区に流れる延長340キロの農業用水路を利用しているが「発電分が地区内でしか利用できないのはもったいない」と問題提起しました。最後に▽各国の小水力利用可能性調査▽事業化手引書の作成▽アジア・太平洋諸国間の情報交換組織の設立−−など7項目をサミットに提言することを決めました。
毎日新聞 2007年12月2日
2007.12.02
公開講座:「エネルギーの地産地消を」 30人聴講−−鳥取環境大 /鳥取
鳥取環境大学が自然環境保全と資源利用をテーマに開催している公開講座「天ぷら油が動かすスクールバス」シリーズの第1回が1日、鳥取市尚徳町の県立図書館で開かれました。同大環境政策学科の金子弘道教授(60)が「バイオマス燃料の可能性」と題して講演し、約30人が聴講しました。
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<写真>鳥取環境大公開講座「バイオマス燃料の可能性」と題して講演する金子教授
金子教授は地球温暖化の防止対策として注目されているバイオマス燃料を国内外の使用例を挙げて紹介。県内の自治体などで使用が進む廃食用油を精製して製造する軽油代替のバイオ・ディーゼル燃料(BDF)や、サトウキビや建築廃材からエタノールを精製して製造するガソリン代替のバイオ・エタノール燃料などを写真や図解入りで説明し、「バイオマスでエネルギーの地産地消を」と結びました。
鳥取市の岡田次郎さん(69)は「定年退職後、何か環境について勉強したいと思って参加した。新たな興味もわき、次回からも参加したい」と話していました。
同シリーズは3回にわたって開催。次回は2会場(米子会場は来年1月26日午前10時半〜正午、米子市新開2の今井書店「本の学校」▽鳥取会場は来年2月2日午前10時半〜正午、鳥取市尚徳町の県立図書館)で開かれます。問い合わせ、申し込みは同大企画交流課(0857・38・6704)へ。【宇多川はるか】
毎日新聞 2007年12月2日
2007.12.02
ニュースワイド2007:原油高騰 厳しい冬、乗り切ろう 賢く灯油節約を /北海道
11月中旬以降に強い寒気が入り込み、例年より早めに本格的な冬が到来した北海道。道内の家庭の主力燃料である灯油は、世界的な原油高のあおりを受けて急上昇を続けています。指標となるコープさっぽろの1リットルあたりの価格は史上最高値の税込み96円(札幌地区)。暖房が利いた部屋で薄着で過ごす習慣が身についた道産子にとっては、例年になく厳しい冬になりそうです。灯油高騰時代に流行するファッションや、燃料代を抑える工夫を追いました。【鈴木勝一】
◇スマートに温かく
屋外は冷え込み、屋内は暖房の設定温度が控えめで肌寒い--。厚着でしのぎたいところだが、シルエットが太めに見えてしまうのは格好が悪い--。そんな、ファッションの好みにうるさい人たちにこたえる商品が、好調な売れ行きを見せています。
防寒服で定番のダウンコートは、軽くて温かい半面、体形が大きく見えるのが難点でした。札幌市中央区の丸井今井札幌本店南館「コムサデモードステージ」で昨年から売り出した新型のダウンコートは、体から出る遠赤外線をふく射する素材を羽毛に混ぜ、スリムなシルエットを実現しました。
「おしゃれに気を使う女性は、これまで太く見えるダウンの服は休日用として割り切っていたが、新型のダウンコートは薄くても温かく、通勤時に着てもシルエットが崩れない」と小林朋枝店長は胸を張ります。先月下旬に札幌で降雪が続いた時は「今すぐ着て帰りたい」と人気だったそうです。
室内の装いは、薄手のセーターやワンピース、カーディガンなどのニット製品を重ね着するおしゃれが流行しています。重ね着しても着膨れしない点が人気を集めます。
近年、全国的に流行しているカラータイツやレギンス(タイツの足先を切ったようなレッグウエア)は、スカートを履いても温かくすごせます。小林店長は「温かい上にきれいに見える。北海道の女性にとってはありがたい流行」と歓迎。
◇断熱シートが人気
ホームセンター大手「ホーマック」(本社・札幌市厚別区)が道内の各店舗で展開している「暖房費節約グッズ」が好調な売れ行きを見せています。窓ガラスに張る断熱ビニールシートや、窓際に立てかけて防寒効果を高める発泡ポリエチレン製のボードなどが主力。「1円でも灯油代を節約したい」という涙ぐましい努力が垣間見えます。
同区の「ホーマック厚別東店」は、9月下旬から店舗入り口の一番目立つ場所に特設コーナーを設置しました。11月に入って灯油が値上がりすると、客足は急上昇。断熱ビニールシート(90センチ×180センチ、398円)は昨年同月の2倍、窓際のボード(1280円)は3倍の売り上げを示します。千葉圭一店長は「9、10月の遅れを一気に取り戻した」と言います。
特設コーナーのほかにも、灯油節約に役立つ家電製品も売れ筋だ。石油ストーブの補助的な暖房として、こたつや電気あんかに人気が集まった。天井近くの温風を循環させる「サーキュレーター」は、例年だと年間2、3台しか売れないが、11月だけで16台売れました。
千葉店長は「暖房費節約グッズの特設コーナーは、例年だと11月中旬には撤去するが、売れ行きが好調すぎて撤去できない」と頭を悩ませています。
◇パンフで「ツボ」紹介
道経済産業局が昨年に引き続き発刊したパンフレット「灯油節約のツボ」は、用意した1万5000部では足りなくなり、1万部を追加印刷するほどの人気ぶり。「部屋の室温を下げる」「熱を逃がさない」など、灯油やガスの料金を節約できる工夫を紹介しています。
財団法人日本エネルギー経済研究所・石油情報センターの04年度の調査によると、道内の家庭1世帯当たりの灯油消費量は年間1963リットルで全国の都道府県中最多。
「ツボ」では「家全体の室温を2度下げた場合」、年間の灯油使用量を167リットル節約できると指摘。コープさっぽろの12月1日現在の灯油価格に当てはめると、1万6032円の節約になります。
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◇道経済産業局が勧める節約術◇
(「灯油節約のツボ」より)
・使用していない部屋の室温設定は18度
・天井から床までの長いカーテンに交換
・就寝時に寝室の暖房を4時間停止する
・エネルギー効率の良い暖房機器を使う
・皿洗いなどで使う湯の量を10%減らす
・シャワーの使用時間を2分間短縮する
・家族の入浴間隔を空けず追いだき防止
・ロードヒーティングは手動運転にする
・扇風機を回して天井付近の暖気を循環
・窓ガラスに断熱用のフィルムを張る
・ストーブのフィルターを清掃する
・ひざ掛け、靴下などで体感温度アップ
毎日新聞 2007年12月2日
2007.12.02
網走のホテルと旅館:冷暖房でエコ活動 42施設でスタート
網走管内42軒のホテルと旅館が、冬の暖房温度を従来の設定より1〜2度低く、夏の冷房温度を1〜2度高くする「旅eco(エコ)プロジェクト」をスタートさせました。冷暖房に伴うエネルギー消費量を抑え、地球温暖化を防止するのが目的です。プロジェクトを呼びかけた網走支庁は「来年の北海道洞爺湖サミットで、環境保護に向けた地域の取り組みとして紹介したい」と話しています。
網走支庁のあるオホーツク圏では近年、冬の観光名物でもある流氷の接岸量が減少し、住民が肌で温暖化問題を実感する機会が増えてきました。冷暖房による温室効果ガス(二酸化炭素)の排出もその一因と考えられています。
支庁は温暖化防止を目指す「オホーツク流氷トラスト運動」を実施しており、その一環として今年2〜3月と8月の2回、管内の宿泊施設17軒の客を対象にロビーや客室の温度に関するアンケートを実施。その結果、冬は「もっと低くてもよい」、夏は「高くてもよい」という回答が大半を占めたため、プロジェクト実施を決めました。
オホーツク圏観光連盟を通じて宿泊施設に呼びかけたところ、42軒が参加を表明、1日からスタートしました。ポスターやチラシを配布、客が室内で冷暖房温度を設定する場合の協力も呼びかけています。さらに来春、燃料消費量の変化を調査、プロジェクトの効果を検証します。【高橋正博】
2007年12月2日
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