2008.07.01
『第二回もったいない全国大会インうつのみや』大会速報
6月2、3日に宇都宮市で開催された『第二回もったいない全国大会インうつのみや』の大会速報が宇都宮市から発表されました。
速報記事画像⇒ファイルをダウンロード
2008.06.20
てんぷら:おいしいね 水産高開発、福間小給食に登場−−規格外魚を有効活用 /福岡
てんぷら:おいしいね 水産高開発、福間小給食に登場−−規格外魚を有効活用 /福岡
福津市立福間小学校(渡辺正裕校長、596人)の給食に19日、地元の県立水産高生徒と蒲鉾(かまぼこ)店(古賀市)が共同開発した魚のすり身のてんぷらが初登場した。
てんぷらは、県教委の専門高校生実践力育成事業「県オリジナルブランド品開発」校の指定(06年度から3年間)を受け、水産高の食品流通科の生徒らが開発した。材料は、すべて博多港に水揚げされた規格外の魚を有効活用し、今年3月に製品化した。
ホタルジャコを骨ごとすりつぶしたサーフボート形の「骨〜いたくん」(1枚約30グラム、5枚入り)。イカやアジなどをすりつぶしたラグビーボール形の「旨(うま)〜ころちゃん」(1個約10グラム、13個入り)。いずれも1パック138円。
給食の前に水産高の押場昭人教諭(41)ら2人が5年生111人に国内の水産業などについて出前授業をした。てんぷらの味について5年1組の野間美咲さん(11)は「いい味で、大好きになりそう」との感想だった。
福津市内の小学校5校で今年度から給食に導入した。開発に携わり、児童と一緒に給食を食べた水産高3年、長谷部弘一君(17)は「おいしいので、たくさんの人に食べてほしい」と話していた。【中原剛】
2008.06.19
米テレビ局CNNでMOTTAINAI特集取材
MOTTAINAIキャンペーン事務局が6月9日、米国を中心に世界各地に取材網を持つ米テレビ局CNNからインタビュー取材を受けました。国際メディアを通じてMOTTAINAIが世界に紹介されるのは初めて。5月22日から6月3日まで訪日したキャンペーン名誉会長のワンガリ・マータイさんの追跡取材に併せて実施したものです。
この日はCNNのプロデューサーがカメラマンとともにキャンペーン事務局のある毎日新聞水と緑の地球環境本部を訪れ、マータイさんが日本語の「もったいない」に出会ったいきさつやキャンペーン商品のマイ箸の使い方などについて質問。約1時間にわたって英語でやり取りしました。
番組制作にあたるロンドン放送局では、日本でブームになっているマイ箸に興味があるようでマイ箸の人気や使い方などについて熱心に聞いていました。
番組は植林活動「グリーンベルトムーブメント」を通じて世界に植林活動の動きを広げたマータイさんに長期密着取材を行い、ノーベル平和賞受賞者の素顔に迫るドキュメンタリー。ロンドン放送局の制作で30分番組として7月下旬以降に放送予定だそうです。
2008.06.19
ご当地グルメ 昆布で巻く根室さんまロール寿司
こ、これは。
北海道のさんまは脂が乗ってておいしいから、いいかも……。
個人的には、淡白な巻物とさんまの臭みがどう調和するのか興味あります。
× × × × × × × × × ×
雑記帳:ご当地グルメ 昆布で巻く根室さんまロール寿司
◇サンマの水揚げ10年連続日本一を誇る根室市で18日、新しいご当地グルメ「根室さんまロール(寿司、す、し)」の発表会が開かれた=写真。
◇(海苔、の、り)の代わりに昆布で巻く新たな味の創造。道は最大の昆布産地でありながら消費低迷に悩んでいるだけに、消費拡大と地産地消、観光客誘致をもくろむ。
◇仕掛け人で、旅行雑誌「北海道じゃらん」のヒロ中田編集長は、産地ごとにオリジナル寿司の開発を狙うが、サンマといえば秋。「季節ごとに旬の食材を昆布で巻いたら、繰り返し根室に足を運んでもらえそう」との声も。【本間浩昭】
![]()
雑記帳、新しいご当地グルメとして期待のかかる「根室さんまロール寿司」の発表会=根室市内で2008年6月18日、本間浩昭撮影
2008.06.16
政治経済 イネでバイオ燃料 /青森
食料高騰にバイオマス燃料向けの出荷が寄与しているとの報告があるのを考えると、こういう研究がどこまで現実味があるのか分かりません。
あっぷるLINK:政治経済 イネでバイオ燃料 /青森
◇地産地消目指し−−高まる研究開発機運
世界的に注目されているバイオエタノール。原料はトウモロコシやサトウキビが主流だが、食料高騰を招いたとの弊害も指摘されている。一方、国内で はイネを原料にした「イネバイオエタノール」の研究開発の機運が高まっている。東大が昨年、「イネイネ・日本プロジェクト」をスタートさせ、県も「バイオ 燃料プロジェクト推進事業」に着手。弘前大は「イネ・バイオマス研究センター」を設置するなど、「地産地消型のエネルギー」を目指す動きが加速している。 【塚本弘毅】
県の同事業は、今年度から2年計画でスタートさせた。バイオ燃料の原料選定や製造・流通コストなどの基礎データをまとめ、事業プランを提示したいという。原料としてコメ、稲わら、りんごの剪定(せんてい)枝、間伐材が候補に上っている。
県農林総合研究センター、県工業総合研究センター弘前地域技術研究所と連携し、多収米稲の試験栽培や稲わら中心の製造試験を行う計画だ。弘前大学 とも協力態勢を取っている。県新産業創造課は「耕作をやめた水田跡の活用や新産業創出など、地域活性化の効果も狙っている」と話す。
弘前大学農学生命科学部は、学部を挙げてイネバイオエタノール研究に取り組むことにし、今年度から「イネ・バイオマス研究センター」を発足させ た。鈴木裕之副学部長は「減反などで使われなくなった水田の稲作復活になればという思いと、エネルギーの地産地消を目指したい」と意気込みを語る。実から 稲わらまでの「稲全草」を利用することを目指しているが、具体的な取り組みはこれからだ。
稲全草からエタノールを生産する際、厄介なのは稲わらの部分だ。稲わらからは主成分のセルロースを化学処理や酵素処理で分解(糖化)し、酵母菌で 発酵させてエタノールを得る。ここで問題なのは、セルロースは丈夫で分解しにくい性質を持っており、低コストで効率的に糖化させる方法が確立されていない ことだ。
同学部の殿内暁夫准教授は、セルロース糖化力の高い酵素を生産する菌を求めて、白神山地の土壌やさまざまな場所から多数の菌を採取している。これ らの菌がセルロースを効率的に糖化できるかどうか実験していくという。殿内准教授は「研究は始まったばかりだ。セルロースをいかに効率よく糖化できるか が、稲全草からのエタノール生産成功の鍵になるだろう」と語る。
また、同技術研究所の村中文人・総括研究管理監は、稲を硫酸やカセイソーダなどで前処理し分解しやすくする技術が開発されてはいるものの、高コス トや残さ処理問題がネックになると指摘する。「日本以外にイネを使った研究はない。効率的な新技術が開発されたら休耕田などの活用になるし、エネルギーの 地産地消につながる」と期待は大きい。
2008.06.16
マータイさん「緑の島」づくりに協力
<もったいない>
◇「緑の島」づくりに協力
ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが31日、都が「海の森公園」への整備を進めている東京湾の埋め立て地(江東区青海2)で植樹イベントに参加した。
約88ヘクタールの埋め立て地を植樹で緑の島にする都の事業を国際的にもPRするため、MOTTAINAI(もったいない)キャンペーンなどで地球環境問題などに取り組むマータイさんが、参加の呼びかけに応じた。
マータイさんは会場で「リサイクル市民の会」の親子らが準備したキッズフリーマーケットを見学。並べられた古着やおもちゃを手に取り、「かわいいわね」などと子供たちに言葉をかけ交流した。
式典では約100人の参加者に「今日植える木が将来、森になった時、ぜひまたここに来て美しい森をながめてください」と呼びかけた。植樹は雨の中の作業となったが、マータイさんは笑顔を絶やさず、海の森事業委員長で建築家の安藤忠雄さんや子供たちと苗木を植えた。【笹子靖】
〔都内版〕
■写真説明 建築家の安藤忠雄さん(右)らと植樹するマータイさん=江東区の「海の森公園」予定地で31日、須賀川理撮影
2008.06.16
もったいない全国大会〜マータイさんが講演〜
「もったいない」の心を世界に発信する「第2回もったいない全国大会inうつのみや」(宇都宮市などの実行委員会主催)が2日、宇都宮市の栃木県総合文化 センターで開幕し、毎日新聞社とともにMOTTAINAI運動を進めるノーベル平和賞受賞者で元ケニア副環境相、ワンガリ・マータイさんが講演した。
マータイさんは地球温暖化の危機的な現状に触れ「炭素を吸い、酸素を吐き出す森は地球の肺だ。森林を守ることが極めて重要」と語り、約2100人の聴衆が熱心に耳を傾けた。
パネルディスカッションではマータイさんのほか、小池百合子元環境相らが環境保護をテーマに議論を展開。
最後に「この素晴らしい『MOTTAINAI』をこの大会から全国へ、世界へ広げていく」との宣言文が読み上げられた。
![]()
もったいない全国大会の様子はこちら⇒映像
2008.06.12
もったいない全国大会〜「もったいない」全国に浸透〜
「『もったいない』が地球を救う」をテーマにした「第2回もったいない大会inうつのみや」は3日、宇都宮市の県総合文化センターで、島津製作所(京都 府)▽NPO法人スペースふう(山梨県)▽岡山市▽茨城県立土浦湖北高――の4団体が事例発表を行って閉幕した。あいにくの雨模様の天気ながら、会場には 約500人が訪れ、各団体の発表に対して質問が相次ぎ、来場者の「もったいない」への意識の高さを感じさせた。
◇4団体が事例を発表
大会は2日間で、交流会や植樹活動を含めて延べ約4000人が参加し、大盛況のうちに全日程を終えた。次回の開催地は未定だが、会場では「3回目までは宇都宮で」という声や、県外からの参加者からは「ぜひうちの地元で」などの声も上がっていた。
宇都宮市の佐藤栄一市長は「今大会の成果を、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)へ向けて発信したい」とのコメントを発表した。
8年ぶりに日本で開催され、地球環境問題がメーンテーマになるG8サミットへつながる大会となった。
◇リユース食器の利用拡大訴える−−山梨のNPOスペースふう
山梨県増穂町のNPO法人「スペースふう」は、リユース(再利用)食器のレンタル事業を展開している。永井寛子代表は「栃木県はリユース食器の利用が少ない。これを機に使い捨て食器をやめる方向で協力してほしい」と訴えた。
スペースふうは99年、同町の女性10人が地域活性化と女性の自立を目指し設立。イベント会場で大量に捨てられる食器ごみを「何とかできないか」と考え、 イベント主催者に食器を貸し出し、未洗浄まま回収・洗浄し、再び貸し出すシステムを確立。経済産業省の助成を受け、03年9月から本格稼働した。
「増穂町から全国に発信しよう」と、04年には「第1回全国リユース食器フォーラム」を開催。サッカーJ2のヴァンフォーレ甲府の試合会場でも、リユース食器を導入した。現在は全国7カ所に拠点事業所を持ち、さらにリユース食器の輪を広げたい考えだ。
永井代表は「個々の力は弱くても、ネットワークでつながれば地域や社会を変える大きな力になる」と結んだ。【戸上文恵】
もったいない全国大会の様子はこちら⇒映像
◇生ゴミで堆肥、無農薬野菜栽培−−茨城・土浦湖北高
茨城県立土浦湖北高校の家庭クラブは、生ごみから作った堆肥(たいひ)を使用した無農薬野菜作りなどの活動報告を行った。同クラブは昨年度、リサイクル功労表彰で、文部科学大臣賞を受賞している。
自作した堆肥でピーマンやトマト、カボチャやナス、ハーブなどを育てた。他の肥料と比べ実がたくさん付き、植物が大きく育ったといい、「土を柔らかくする働きがある」と報告した。
また、堆肥づくりに向かないタマネギやぶどうの皮を使って古着を染め、エプロンなどにリフォーム。調理実習で出た廃油からつくったせっけんや、ペットボトルからつくったショルダーバッグなども紹介した。
クラブ員たちは「ごみもリサイクルすれば排出量をかなり減らすことができ、処理経費も少なくできる」と訴え、「活動の輪を広げ、ゴミを出さない循環型社会にしていきたい」とまとめた。
会場からは「活動を行政に対しても積極的にPRしてほしい」など、評価する声が上がった。
![]()
肥作りや無農薬野菜の栽培などの活動について報告する茨城県立土浦湖北高校家庭クラブの生徒たち
◇マータイさんにマイはし贈る−−グループはしわたし
○… 会場には、マイはし運動を進める市民団体「グループはしわたし」が出店し、手作りのはしケース(500円)を販売した。来場者は布地の色を見比べながら、 買い求めていた。同グループは前回大会でも、はしケースを販売。今回は、2日の全体会に出席したノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんらにも、はしを贈った。代表の吉川純子さん(69)は「なるべくいい物を末永く使ってもらいたいので、手触りや色にこだわっている」と話していた。
![]()
会場で、手製はしケースを販売する「グループはしわたし」のメンバー
◇新聞古紙100%で社外向け封筒提案−−島津製作所
島津製作所(京都市中京区)の岡崎令子さん(48)、梅田昌子さん(41)は、99年12 月に始動した女性社員9人による環境活動グループ「え〜こクラブ」の活動を報告。年間約22万5000枚に達する社外向けの封筒を、新聞古紙100%で作 ることを提案して採用されたことや、ポケット型の灰皿を作ったことなどを紹介した。
また、これまで39校の小中学校で、環境教育の出前講座を 行ったことを報告した。絶滅の恐れのある生物の状況をまとめたレッドデータブックをもとに、同志社大の学生らと共同制作した生物の多様性を学べるカード ゲームを利用した講座などが好評だという。岡崎さんは「数字だけを詰め込むより、実践教育が大事」と強調した。
岡崎さんはクラブの活動は月2回、毎回1〜1時間半程度で会社の了解を得て業務時間内に行い、予算も半年で100万〜150万円を会社から得ていると説明したところ、会場からは「うらやましい」と、驚きの声が上がった。【葛西大博】
![]()
ポケット型灰皿を紹介する梅田さん
◇官民一体でESD推進−−岡山市
岡山市は、すべての世代を対象にした「持続可能な開発のための教育」(以下、ESD)を官民一体となって進めている。05年にはユネスコ(国連教育科学文化機関)などからESD推進拠点として認定されている。
発表した同市環境局の内藤元久次長によると、ESDは、環境や平和、人権、開発など幅広い分野の学習活動を対象としており、持続可能な社会づくりに貢献する人材を育てる取り組み。
同市では「岡山ESDプロジェクト」を05年に発足。企業や市民団体、マスコミなどが一緒になり、年3回の交流会を開くなど、情報交換の場を設けている。また、ユニセフ(国連児童基金)と協力して写真展を開くなど、国際理解教育にも取り組んでいる。
また、「もったいない運動」を07年にスタート。職員の意識改革を進め、事務事業での環境負担の低減も心掛けている。運動に賛同する市民・団体の登録を募り、登録者は同運動の名称を使うことができるという。【中村藍】
■来場者ひとこと
◆大事な4R/普段の生活から/全世代で取り組み/できることから
「人・もの・地球を大切にする『こころ』を育(はぐく)もう!」をテーマにした、第2回「もったいない全国大会」は、多数の参加者で盛況だった。来場者に感想を聞いた。
◇無職、上澤光雄さん(69)
今まで地域のお祭りでごみを分別収集するなど、ごみ減らし、再利用、再生利用の3R運動を進めてきましたが、マータイさんの話を聞いてこれからはすべての物に感謝する「リスペクト」を加えた4Rが大事だと気付きました。
◇宇都宮大国際学部3年、高橋香里さん(20)
普段からマイはしやエコバッグを持ち歩き、大学の研究テーマは宇都宮市の進める「もったいない運動」です。各団体の取り組みを聞いていますと、最初は小さくても全国規模にまで活動を広げており、あきらめない気持ちが大切だと感じ、今日はとても勉強になりました。
◇農業、小林則夫さん(59)
エコとか環境破壊とか非常に関心があります。自分だけが良ければいいではなく、全世代が取り組むことが大事です。事例発表のNPOによるリユース食器のレンタル事業、すごい先進的な事例だと思います。栃木はまだまだですね。
◇鈴村正志さん(52)
この2日間で、環境破壊への危機意識が強まりました。普段、道端に落ちている空き缶とかゴミを拾って分別している程度ですが、もっと自分ができることを考えたいです。
2008.04.14
わ鉄クッキー:売り上げ好調 /群馬
「地域の鉄道を残したい」という願いはどこでも同じですね〜。最近は銚子鉄道のぬれ煎餅のようなヒット商品が飛び出して、ローカル鉄道が違った意味で脚光を浴びるようになりました。
このわたらせ渓谷鉄道の取り組みもその一つ。人気が出て鉄道の再建につながるといいですね。せっかく作った線路は上手に活かしたいものです。(山本建)
=============================================================
わ鉄クッキー:売り上げ好調 タブレット型、フェスタや企画列車で完売 /群馬
◇ 第二の「ぬれ煎餅」に 関係者、膨らむ期待
第三セクター・わたらせ渓谷鉄道の再建を願う市民団体の「わたらせ渓谷鉄道市民協議会」が発案し、販売を始めた「タブレット」型クッキーが、同鉄 道の企画列車内で予想外の売り上げを続けている。関係者は「千葉県の『銚子電鉄』で切符販売収益を超える売り上げを誇る『ぬれ煎餅(せんべい)』のような ヒット商品になってほしい」と、期待を膨らませる。
クッキーは同協議会会長の佐羽宏之さん(50)が「大きな金額でなく、市民が参加できる運動のあり方は」と発案した。タブレットは、単線の列車が 衝突しないよう各駅に設置した一種の通行手形のようなもの。桐生市内の精神障害を持つ人たちの施設「虹の作業所」に製造を託した。
同鉄道本社のあるみどり市大間々町で開かれた「わ鉄ファンフェスタ」会場や、3月30日に特別運行した、松井幸男元専務の追悼列車でも、それぞれ持ち込んだクッキーは完売した。
アーモンド粉などを練り込んだクッキーは直径約15センチの円形。1枚180円で、売り上げの一部が鉄道の枕木購入資金に充てられる。5日に「神戸駅」で開かれた「花桃まつり」では、枕木贈呈式があった。
佐羽さんは「クッキーは、一週間で200枚を焼くのが限界。でも鉄道存続の願いは、遅々たる運びでも必ず成果は実現するはず」と、クッキー購入で鉄道再建への参加を呼びかけている。【塚本英夫】
2008.04.10
MOTTAINAI・とちぎ もったいない
<MOTTAINAI・とちぎ もったいない>
◇来月9日締め切り、読者の参加申し込みを
![]()
ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんらを招き、地球温暖化問題などを考える「第2回もったいない全国大会in うつのみや」(毎日新聞社など後援)が6月2、3日に、宇都宮市の県総合文化センターなどで開かれます。
2日の全体会には、マータイさんの基調講演のほか、マータイさん▽小池百合子・元環境相▽坂東眞理子・昭和女子大学長▽佐藤栄一・宇都宮市長によるパネルディスカッションが行われます。司会は、幸田シャーミン・国連広報センター所長。
3日は、もったいない運動に取り組む企業や自治体、高校生の事例報告会が開かれます。
いずれも入場無料だが、事前申し込みが必要。「申込書」は、近畿日本ツーリスト宇都宮支店(028・633・2151)「全国大会実行委員会事務局」(宇 都宮市環境政策課内、028・632・2417)で入手可能。入手した申込書に必要事項を記入し、近畿日本ツーリスト支店まで申し込んでください。締め切りは5月9 日。
2008.04.10
バイオマス廃棄物:無害化装置を開発 CO排出抑制、製品化へ/静岡
こうしたリサイクル技術が次々と開発されているんですね〜。
普通なら含水量が多い生ごみは乾かして燃やすのに、さらに水を含ませて燃やすという逆転の発想です。
バイオマス廃棄物:無害化装置を開発 CO排出抑制、製品化へ /静岡
◇静岡大大学院の佐古教授チーム
下水汚泥や家畜の排泄(はいせつ)物など有機物が含まれる「バイオマス廃棄物」を、無害化して処理する装置を開発したと、静岡大大学院の佐古猛教 授(化学工学)らの研究チームが8日、発表した。高温高圧の水蒸気で燃やす手法で、発生する熱を利用すれば、二酸化炭素(CO2)の排出抑制効果も期待で きる。農協や地方自治体などへの普及を見込み、2年後の製品化を目指す。
経済産業省の委託事業で同大学院や民間企業、農協などが06年から協力して研究した。100気圧・400度の「亜臨界水」と呼ばれる水蒸気に有機 物を入れると、酸素と反応して完全燃焼する性質に着目した。この方法を使えば、廃棄物は水や窒素などの無害な物質に分解され、熱と同時に肥料に使えるリン を含む灰も生成される。
従来、排泄物や汚泥などは、堆肥(たいひ)や固体燃料にして処理されていたが、悪臭が発生して処理に時間もかかった。全国で毎年9100万トン排 出される家畜の排泄物をこの装置で処理して熱を活用すると、京都議定書で日本が削減を義務づけられている温室効果ガスの総量の2%にあたる310万トンの CO2を削減できる効果があるという。【竹地広憲】
(毎日新聞 2008年4月9日 地方版)
2008.03.13
リユース市「リユースマーケット」/大阪
買ったものは大切に使いたいものです。大学生の取り組みから最近の話題を紹介します。
******************************
![]()
毎年春になると、大学では卒業生から新入生へ不要になった中古の家電や家具を格安で譲り渡すリユース市やリサイクル市と呼ばれるイベントが開かれる。01年の家電リサイクル法の施行などで処分にお金がかかる家電や家具をリユースに回すことのメリットが見直され、家電のリユースに取り組む大学が急速に広まった。しかし、取り扱い量が増えたため、かえって保管場所や開催場所の確保が課題となりつつある。
「ここまで大きくなったのに、今年は実施できず残念です」
大阪大(大阪府)のリユース市「リユースマーケット」事務局で生活協同組合環境資源委員会の薮田真太郎さん(同大2年)は、今年のリユース市の開催を断念したことを無念そうに話す。同委員会は90年代後半から、卒業生の要らなくなった冷蔵庫やテレビ、家具などを回収し、市価の10分の1程度の格安料金で新入生を中心に販売。「新入生の負担を減らし、ものを無駄にしない取り組み」として評価されてきた。
昨年の取り扱い量は400点に上り、年々春のイベントとして認知されるまでに。しかし、今年は集めた家電、家具の保管場所にしてきた生協食堂の一角が耐震工事のため使えなくなってしまった。大学外で倉庫を借りることも検討したが、費用が高く適当な保管場所が見つからず、今年の開催を断念した。
似たようなケースはほかの大学でも少なからず発生している。東京農工大(東京都)では例年保管場所として使っていた大教室が別のイベントのために使えなくなり、扱う品数をもとの400〜500点から半分程度にした。長崎大(長崎県)でも数年前に大学内で家電や家具400点近くの保管場所が確保できなくなり、大学内の倉庫だけでなく主催するサークルの部室にも一時保管。その後も毎年倉庫や教室の貸し出しを大学側と交渉しているが「保管場所の確保は悩みの種」という。
一方、早稲田大(東京都)ではリユース市そのものを禁止する。「キャンパスでは学園祭を除き、販売行為そのものが禁止されている」というのが理由。同大の環境サークル「環境ロドリゲス」では、秋の学園祭に合わせて開催したり、春に開かれる地元の商店街のフリーマーケットに出店したりしたが、本格実施には至っていない。
同大4年の西尾敬さんは「大学の卒業生から新入生に家電や家具を受け渡すという趣旨からすれば大学で保管、実施しないとあまり意味がない」と話す。
現在、こうしたリユース市が全国でどれだけ開催されているか正確な数字はないものの、06年に環境活動を行う大学生で作る全国青年環境連盟「エコ・リーグ」が行ったアンケートによれば21大学が「実施する(した)」と回答したという。
同リーグ事務局員で東京農工大3年の宮坂和彦さんは「規模を大きくすると、保管場所や実施場所の確保や回収にかかる手間など実施側に負担が増えてくる。引越しの際の買い替えなどで出てくる家電や家具を粗大ごみにするのはもったいないという気持ちをいかに持続するかが大切」と話している。
【山本建】(毎日新聞3月10日付紙面から)
◎リユース市ことば
大学によって仕組みが若干異なるが、おおむね卒業生や周辺住民の自宅から無料で家電や家具を引き取り、新入生を中心とした希望者に提供。協力金などの名目で数百円から数千円をもらう。86年の京都大を皮切りに各地で開催。最大の規模となっている京都大での取り扱い量は1200点に上る。今年は「4年後の地上デジタル放送に対応していないテレビの引き取り手がないのではないか」(東京農工大、岡山大)などがトピックとなっている。
++++
2008.03.12
毎日新聞移動支局/モッタイナイの街・津島市から(2)
またまた愛知県津島市の移動支局からお届けします。「冬将軍」の意味って、なんとなく知ってたけどナポレオンから来てたんですね〜。
◇「冬将軍とは」/「桜の開花は29日ごろ」
津島市のヨシヅヤ津島本店で開設中の毎日新聞社移動支局「“モッタイナイ”の街、津島から―地域から考える地球環境」で6日、気象予報士で毎日新聞中部本社写真グループの鮫島弘樹デスクと、フリーアナウンサーの長谷川千夏さんとの「お天気講座」が開かれた。集まった買い物客らは、桜の開花などについて耳を傾けた。
鮫島デスクは、99年に気象予報士の資格を取得した。
長谷川さんから、なぜ冬将軍というのですかと問われ、「ナポレオンがロシアに遠征したとき、ロシアの寒さと積雪に耐え切れず敗退した。ロシアの厳しい寒さ のことをいう。日本ではシベリアから来る強い寒気のことを呼んでいる」と紹介した。最近飛んでいる黄砂について、「中国の砂漠化が進んでいるため、量が増 えている。砂粒に有害な化学物質がついて飛んできており、アレルギーを起こす人もいる」と説明した。
また、桜の開花について、「寒くならないと桜のつぼみが目覚めないため、暖冬の時はきれいに咲かない。今年は1月下旬から2月にかけて寒くなった。29日ごろに開花すると思う。来週からは暖かくなり、いよいよ春が訪れる」と予報した。【木村文彦】
………………………………………………………………………………………………………
■私のモッタイナイ
◇残ったおかず、絶対に捨てない−−津島市の加藤忠篤さん(64)
余分な食事は作らず、残ったおかずは、再度調理して食べている。絶対に捨てないようにしている。テレビは見ないときはコンセントを抜き、暖房便座のふたを すると、節約につながる。すぐに物を捨てずに、なんとか直して使っている。資源は無限ではない。一人一人ができることから実施していかないと、温暖化は防 げない。
◇洗剤と一緒に重曹混ぜ洗濯−−七宝町の則武弘子さん(50)
洗濯などの生活排水によって汚染されている海や川などの水質環 境問題が取りざたされている。だから、洗剤と一緒に重曹を混ぜて使っている。泡切れがよく、汗や靴下のきついにおいも取れる。重曹は環境にやさしいし、酸 性のにおいを消臭してくれる特徴がある。また、野菜など使う前に傷んでしまうようなものは余分に買わない。
2008.03.12
毎日新聞社移動支局/モッタイナイの街・津島市から
愛知県津島市で開かれていた毎日新聞移動支局の様子をお届けします。
毎度のことながら、皆さんのMOTTAINAIを実践するための工夫には、頭が下がる思いです。
◇万博での広がり、継続を−−最終イベント
愛知万博で広まったエコ活動を続けていこう――。津島市のヨシヅヤ津島本店での毎日新聞社移動支局「“モッタイナイ”の街、津島か ら―地域から考える地球環境」の最終イベントとして開かれた「愛知万博こぼれ話」。東海ラジオの深谷里奈アナウンサーと、毎日新聞なごや支局の樋岡徹也記 者が「『マイはし』持参やペットボトルの有効利用など、できることから行動しよう」と呼び掛け、集まった人たちと環境保護に取り組むことを約束した。
この日は、ラジオを聞いた人や万博ファンなど約60人が集まり、立ち見も出た。
万博会期中、会場で取材した樋岡記者は、「弁当持ち込み騒動」や、注目された「IT(情報技術)」についてのエピソードを披露。万博を訪れた MOTTAINAIキャンペーン名誉会長のノーベル平和賞受賞者、ケニアのワンガリ・マータイさんについて、「マータイさんは、1人の人間が排出する二酸 化炭素を消費するのに8本の木が必要だと(万博で)学び、世界各地で、『8本の木を植えて』と訴える活動を続けている」と説明した。
着物姿で登場した深谷アナは「割りばしを使わないようにしたり、色とりどりの刺しゅう糸を使ってぞうきんを作ったり、万博を機にエコを始めている。楽しくないと続かないですよね」と、心掛けているエコ活動を紹介した。
会場には、万博に毎日通い続け、通算243回入場した瀬戸市の主婦、山田外美代さんも姿を見せた。ペットボトルの有効利用の仕方について聞かれ、「半分に切り、色を塗って花の植木鉢に使うといい」と話した。
会場で話を聞いた名古屋市中川区の主婦、清水代志子さん(58)は「夫にもマイバッグを持たせている。できる範囲から行動していきたい」と話していた。【木村文彦】
………………………………………………………………………………………………………
■私のモッタイナイ
◇風呂の水は洗濯に、生ごみは肥料に−−津島市の山田孝正さん(73)
風呂の水は洗濯に使っているし、生ごみは畑の肥料に利用している。コンビニの弁当などはごみになるので、買わないようにしている。なるべく歩いて買い物に出掛けている。
ちりも積もれば山となる。みんなが努力すれば、ごみも減るし、空気もきれいになる。
◇近くでの買い物、徒歩や自転車で−−美和町の近藤正〓(まさとし)さん(77)
資源ごみの分別は当たり前。照明などの電気をこまめに消す。マイバッグは必ず持参して、スーパーやコンビニなどからのレジ袋は断っている。ガソリンが高く なってきたため、近くに買い物に行くときは徒歩や自転車で。食べ残しをしないようにしたり、皿に付いている汚れをふき取ってから洗っている。
◇洗い物、ゴム手袋をはめて水で洗う−−弥富市の小林和子さん(56)
川や海の水が汚れてしまうため、汁物は排水溝に捨てない。汚れたプラスチック容器はきれいにふいて資源ごみに出している。寒いけれど暖房は19度に設定。 上着を一枚多く羽織っている。洗い物は、ゴム手袋をはめて水で洗っている。ささいなことから取り組んでいるだけでも、一人一人の意識が変われば、環境も変 わる。
2008.03.11
日仏MOTTAINAI提言書、環境相に提出
<もったいない>
フランス・ストラスブール市立サンジャン小5年生と「MOTTAINAI(もったいない)」について、日仏インターネット討論会を行った板倉町立東小5年生の代表4人が7日、環境省を訪れ、話し合いの内容をまとめた提言書を鴨下一郎環境相へ提出した。【山本建】
提言書は家庭や学校、町の中で見かける資源の無駄遣いをどうしたらなくせるかについて両国の取り組みをまとめた。両校のやり取りは、水を大切にすることに ついて、東小が「日本では風呂の残り湯を洗濯に使う」と紹介すると、サンジャン小は「お湯を張るのはもったいないのでシャワーだけのほうがいい」と応答。 町の交通について、東小が燃費の良いハイブリッドカーを挙げると、サンジャン小は「トラム(路面電車)は排ガスもなく環境にいい」と、公共交通機関の整備 を提案した。
提言書を受け取った鴨下環境相は「お風呂に入る時は家族が順番にささっと入るとガスを使わなくて地球にやさしいよ」とアドバイス。交通手段についても「自転車が一番環境にいいんだよ。自動車であちこち行くのは地球によくないかもしれない」と話した。
子どもたちはやや紅潮した顔で話に聞き入り、「少し緊張した」「大臣は環境のことをいろいろ考えていてびっくりした」などと話していた。
2008.03.11
アマゾンでもMOTTAINAIキッズ植林
「MOTTAINAIキッズ植林プロジェクト」が7日午前(日本時間7日夜)、南米ブラジルのパラ州サンタ・バルバラ郡で開かれ、地域の住民や学校児童など約200人がパパイヤやバナナなどの苗木5000本を植えた=写真。06年2月に始まった同プロジェクトが海外で実施されるのは初めて。
植林に先立って、大島克郎・国土緑化推進機構常務理事が「MOTTAINAIという言葉は日本人が受け継いできたものを大切にする心。地球環境問題を救う合言葉になるでしょう」とあいさつ。ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ博士とともに進めるMOTTAINAIキャンペーンなどについて説明した。
同郡はアマゾン川の河口に位置し、過度の伐採による森林破壊が関心を呼んでいる。同プロジェクトはアマゾンの農家がむやみに木を切らなくても済むように、林業に農業を組み合わせたアグロフォレストリーを推進する一環として実施。式典の後、近くに住む子どもらがスコップを手に果樹などの苗木を大事そうに植えていた。
今回のプロジェクトは地元NGO「Asflora」(アマゾン森林友の協会)の活動に、国土緑化推進機構緑の募金やMOTTAINAI緑の募金が支援して実現した。
【山本建】(3月7日毎日新聞夕刊から)
2008.03.11
MOTTAINAI、韓国で紹介される
毎日新聞社が進めるMOTTAINAIキャンペーンと富士山再生キャンペーンが韓国ソウル新聞に紹介されました。
(ソウル新聞2月25日付紙面から)
「富士山再生キャンペーンを率いる真田和義氏」(柳志泳記者、東京発)
日本の主要日刊紙である毎日新聞で10年間繰り広げている富士山再生キャンペ> ーンは、いまや日本で最も有名なNGO活動の一つとなった。富士山再生キャンペーンは、日本の霊山である富士山をよく保存し、名実共に日本最高の山とすることを目的に、今年も10万人が参加すると予想している。
富士山再生キャンペーンを率いる真田毎日新聞地球環境本部事務局長は、このキャンペーンの動機について次のように説明した。「日本の高度成長時代が始まった1960年代から、富士山は登山客が残した糞尿や様々なごみ、建設業者らが山の周辺にこっそり捨てていった産業廃棄物に頭を悩ませていた。日本ではマスコミ各社が一つ以上の環境関連キャンペーンを繰り広げているが、それを当然のように思っている。特に、富士山は象徴性が高く、何よりも綺麗な環境が求められるところでもある。従って、我々も98年から奥島元早稲大総長が率いる市民団体『富士山クラブ』と共にこのキャンペーンを始めた」。
現在、彼らは半期ごとにボランティアと共に富士山に登り、ごみを掃除している。10年前から富士山を世界自然遺産に登録しようとする世論があったが、他の自然遺産を見て回った後、「『このままの状態で富士山を世界遺産に登録したら、恥をかくことになる』という胸が痛くなる現実を確認した。今後も富士山は少なくとも数十年以上にわたって体系的かつ持続的な管理が必要である」。
奇妙なことに地球環境本部と富士山クラブとも政府の支援や関心を全く期待していない。日本の代表的なNGO活動であるにもかかわらず、政府関係者としては当時の環境大臣が昨年秋に訪ねて、富士山を掃除したのが最初で最後だった。約50の企業会員と約3000人の個人会員からなる富士山クラブは常に財政難に苦しんでいるが、だからといって政府に支援を訴える気は全くないという。では、彼らの市民団体はどうやって財源を生み出しているのか。真田事務局長は、記者にビニール袋の代わりに携帯できるエコバックをプレゼントし、積極的な収益モデル創出の重要性を強調した。現在の地球環境センターは、エコバックなど約300の環境関連商品を開発しコンビニ等で販売している。自社の資源節約キャンペーンである「もったいない」ブランドを業者に貸してロイヤルティももらっている。まだ、収益は大きくないが、2011年に5000万円以上の収益を出すことで、自立する基盤を構築する計画である。
なぜ政府支援を期待しないのかとの質問に真田事務局長は笑いながら言った。「日本の市民団体の相当数がそうだが、元々NGOとは、政府が見逃している部分を自ら探して行う団体である。もし、我々が財政を理由に政府からの支援を受けて富士山を掃除すれば、我々はただ政府が雇った掃除サービス会社に過ぎなくなる。政府の支援が無くても、自ら自分の運命を開拓していくのが、NGOの基本精神である。今後も政府支援を受けることはない」。
2008.03.05
レジ袋:廃止を実証実験 ごみ減量へ、14日から半年間−−町田のスーパー
町田市内のスーパー「三和小山田店」で、買い物客にレジ袋を半年間一切配らない実証実験が14日から始ます。レジ袋廃止は事業者にとって、不便に思った客が他店に流れるリスクが高いが、ごみ減量を徹底する方策として実験的に取り組みます。実験評価で協力する町田市によると、全国でも極めて珍しいそうです。
ごみゼロの実現を目指す市民団体「町田発・ゼロ・ウェイスト宣言の会」(広瀬立成代表)が2月中旬に三和に呼びかけたのがきっかけ。三和は町田市を拠点に市内や神奈川県相模原市を中心にスーパーなど51店舗を展開しています。小山田店は団地内にあり、1日平均約1500人が来店。現在はレジ袋を無料で提供しています。
三和は実験開始に備えマイバッグを1万袋用意し、5日以降に1000円以上購入した買い物客に配ります。「客足が減るのを抑えるように」(三和)と実験中もマイバッグを貸し出し、使用済み段ボールなどを用意します。市民団体も家に残っているレジ袋や紙袋を持ち寄ります。
三和、市民団体、町田市が協定を結び協議会を設置。買い物客へアンケートを実施し、レジ袋廃止の評価を調査します。町田市ごみ減量課は「今回の実験を検証し、他のスーパーなどへ呼び掛け全市的にレジ袋をなくすことも検討したい」と話しています。【町田徳丈】
〔多摩版〕
毎日新聞 2008年3月5日
2008.03.04
毎日新聞移動支局:津島 毎日新聞社・稲葉代表室長、温暖化テーマに出前授業 /愛知
◇高台寺小5年生に
毎日新聞社移動支局「“モッタイナイ”の街、津島から−地域から考える地球環境」の出前授業が3日、津島市立高台寺小学校で行われました。毎日新聞中部本社の稲葉康生代表室長が「地球温暖化と人口減少」をテーマに講演、5年生児童35人が学びました。
稲葉代表室長は、地球の周りを覆っている温室効果ガスについて「最近は温室効果ガスの中に排出ガスなどの二酸化炭素の濃度が増え問題になっている。18世紀後半から産業の発展に伴い、人間が石炭や石油など大量に消費するようになり、大気中の二酸化炭素濃度が増えている」などと説明。
温暖化防止策としては、「生活の仕方を変革することが大事。レジ袋を断ったり、節電、外出時の車利用を自転車や公共機関に切り替える努力が必要。 できる限り資源やエネルギーの無駄遣いを排除し、再利用やリサイクルを推進することが大切」などと話しました。最後に「今、地球は悲鳴を挙げている。どうやっ たら温暖化が阻止できるか、考えながら暮らしてください。一人一人が積み重ねていくことしか解決できない」と呼び掛けました。
杉本駿介君(11)は「地球温暖化を防ぐため、こまめに照明のスイッチを消したり、公共機関を利用したい。環境を守るためにリサイクルに取り組んでいきたい」。小塚友理さん(11)は「分別をしっかり行うなど、毎日できることから少しずつ実施していきたい」と話していました。【木村文彦】
==============
■私のモッタイナイ
◇生ごみは肥料に暖房機利用せず−−愛西市の川口恵さん(27)=写真右から2人目
「もったいない」ということを考えながら生活している。ブロッコリーの茎も肉に巻いて調理するなど、野菜は残さずに利用している。生ごみは生ごみ 処理機で肥料にしている。また、あまり電気を使わないように心掛けている。石油ストーブのにおいは、環境や子供にも悪い。暖房機は利用せず、上着を一枚多 く羽織っている。よっぽど寒くないとつけない。工夫すれば環境に優しい生活ができるはず。
◇太陽光発電の装置を屋根に−−稲沢市の青木貴広さん(29)
地球温暖化問題が深刻になっているため、自分たちでも何か役に立ちたいと思い、環境を考えて1日に太陽光発電の装置を屋根に付けたばかり。大きな 投資だったけれど、今後電気代も節約できる。必要なとき以外は、石油ストーブやエアコンのスイッチをこまめに消している。野菜は残さず食べ、生ごみは出さ ないように心がけている。
毎日新聞 2008年3月4日
2008.03.04
環境ネットワーク「Do!コラボ」
「環境にやさしいことって難しいことじゃない。身近なところに取り組むべき課題があるんです」
そう話す市瀬慎太郎さん(41)が今月、仲間とともにCSR(企業の社会的責任)プランニングのネットワーク「Do!コラボ」を設立しました。独自のノ ウハウを生かして、企業と農山村をつなぎ、自然エネルギーの開発や森林育成の担い手作り、農産物の自給率アップなどを支援します。また、国内だけでなく欧米 の仲間から発信される環境ニュースを紹介。環境のことを考える企業や市民の情報交換の場にしてもらおうと、さまざまな活動を計画しています。
創業100年の老舗紙卸問屋の営業部長だった市瀬さんが開発したヒット商品が、国産材でつくる紙「3・9ペーパー」。山で切り出した国産材を製紙 工場まで運ぶ輸送費を、森林所有者に代わって企業や団体に負担してもらいます。業界全体のパイが縮小する中で紙を売り込むための戦略として高付加価値で環境に やさしい紙の開発に行き着きました。利用者は、木材価格の低迷で間伐費用も賄えない国内林業を支援し、出来上がった紙を報告書として使うことで企業PRにもなります。
「これは国産材でできた紙をもっと使うための仕組み。山から運び出す費用を利用者が負担して、間伐材など山に置き捨てられたもったいない木を活用していこうということなんです」と説明します。
市瀬さんが「普通の紙卸問屋」と兼業でCSRコンサルティングを始めたのは2003年。「電話でアポイントをとって企業の環境部門を訪ねるゼロか らのスタートでしたが、環境へ関心が高まりつつある時期と重なったことが幸運でした」。事業を企業の「環境報告書」や「CSR報告書」に特化したこ とで突破口が開け、昨春からはCSRの仕事に専念しています。
「3・9ペーパー」を使うことで暮らしに欠かせない紙を通じて地球環境問題を考えてもらうユニークな取り組みが注目を集めました。再生紙の偽装問題が 大きく取り上げられる今、講演会の依頼が相次ぐほどの人気者。その市瀬さんが呼びかけたDo!コラボには紙だけにとどまらず、太陽光発電やてんぷら油の 回収・バイオ燃料化、住宅などさまざまな業界の会員が集まりました。力を合わせて地球温暖化問題を解決するための知恵を絞っています。【山本建】
==============
◇Do!コラボ
東京電力と共同開発した「尾瀬の木道エコペーパー」をはじめ、ミニストップで販売する「5円の木づかい箸(ばし)」などを手がけ、企業のCSRを支援する。会員は20の団体・個人。事務局は電話03・6423・1324。
2008.03.04
無駄なく使える制服、南山小に登場
伊藤忠商事と繊維専門商社チクマ(大阪市中央区、竹馬隼一郎社長)は環境に配慮した学校制服ブランド「MOTTAINAI SCHOOL」=写真=を新設した。4月に開校する南山大付属小(名古屋市)が新入学児童向けに自由に選べる制服の一つとして採用する。
伊藤忠が毎日新聞社とともに進めるMOTTAINAIキャ ンペーンと、チクマが展開する衣服のリサイクルを通して環境について学ぶ「服育」活動の一環。制服を耐久性のある素材で作って長く着てもらう。卒業や成長 でどうしても着られなくなった制服は、販売店を通じて回収。補修やクリーニングを施して別の児童・生徒用に再利用する。再利用が難しい場合は制服の素材に 戻したり、自動車の防音材や断熱材にリサイクルしたりする。問い合わせはチクマ(電話06・6222・3321)。【山本建】
2008.03.03
毎日移動支局:林家ライス・カレー子さんが環境漫才/愛知
![]()
環境問題の漫才を披露する林家ライス・カレー子さん=愛知県津島市のヨシヅヤ津島本店で(2008年3月2日午後2時36分、木村文彦撮影)
愛知県津島市のヨシヅヤ津島本店で開設中の毎日新聞移動支局「“モッタイナイ”の街、津島から−地域から考える地球環境」で2日、林家ライス・カレー子さんの環境漫才が披露されました。約100人の観衆を前に、歯切れのよい口調で、笑いを取り混ぜ環境問題を訴えました。
この日のお題は、「思いは地球規模で、行動は足元から」。「家では古いモノから食べるのに、スーパーでは新しいモノから買うから、廃棄物が増える。目の前にある牛乳パックから購入しましょう」などと約40分に渡ってネタを繰り広げました。【木村文彦】
毎日新聞 2008年3月3日
2008.03.02
毎日新聞移動支局:津島 真珠まりこさん、「モッタイナイ」読み聞かせ
◇トークショーに100人
みかんの皮は干してお風呂に入れるとポッカポカだよ−−。津島市のヨシヅヤ津島本店に開設された毎日新聞移動支局「“モッタイナイ”の街、津島か ら−地域から考える地球環境」では1日、絵本「もったいないばあさん」著者の真珠まりこさんのトークショーが行われ、真珠さんは読み聞かせで「モッタイナ イ」を訴えました。
真珠さんは、息子が4歳の時に「もったいない」の意味を聞かれて答えられなくなり、一言で言い変えられる言葉でないことを痛感。子供でも分かりやすいように絵本を作ったそうです。「もったいないばあさん」は、「どこを見ているか分からないが、全部見ているよ」と、観音様がモデル。一見、厳しいことを 言うけれど、本当は優しくて心に愛があるそうです。
この後、読み聞かせを行い、みかんの皮は干してからお風呂にいれると、ポッカポカのみかん風呂になること、おでんを作る時に土鍋が一度煮立ったら 火を止めて鍋を新聞紙5、6枚で包んで上から毛布をかぶせると、ガスや電気の節約になるしおいしく仕上がる−−など「もったいない」を楽しむ“コツ”を 語っていました。
買い物客ら約100人がトークショーに参加した。津島市神守町、会社員、池戸康博さん(45)は、娘の佑衣ちゃん(7)と菜月ちゃん(5)を連れて訪れました。「子供たちはまだ、もったいないの意味を知らない。絵本を読んで、少しでも理解してほしい」と話していました。佑衣ちゃんは「好き嫌いせずに、ごはんを 食べて、物を大事にしていきたいです」と笑顔で話していました。【木村文彦】
==============
■私のモッタイナイ
移動支局を訪れた人に、個人で心がけているエコ活動、「私のモッタイナイ」についてうかがいました。
◇津島から世界に広げたい環境運動−−伊藤文郎津島市長
津島市は、自然と調和した暮らしができるよう、うるおいある快適な環境のまちづくりに取り組んでいる。津島から世界に向けて環境運動を広げていきたい。それにはまず自分から取り組んでいかないと。
市役所で昼食を取るときは「マイはし」を使っており、各小中学校でもマイはしを実施している。マイバッグを持参して買い物に出掛けるし、電気をこ まめに消す。また、生ごみを土に埋めて肥料にしている。一人一人が、自分でできる小さなことから行動し、身近なところから環境への意識を高めなくてはいけ ないと思う。
◇分別を徹底し電気こまめに−−甚目寺町の中川昌代さん(30)
家庭からごみが出ないように、分別を徹底している。トレーやペットボトル、牛乳パックなどはスーパーなどにある回収箱に捨てている。コンビニやスーパーなどで弁当を買って家で食べる時は、割りばしを断っている。
食べ残しをなくすほか、照明の電気をこまめに消したり、石油などが高くなるため、暖房機の温度は21度に設定することを心掛けている。子供たちの将来のためにも、美しい地球を守りたい。
◇電子レンジでラップ使わず−−名古屋市名東区の後藤暁子さん(38)
電子レンジを使うときは、皿をかぶせて温めたり、冷蔵庫などで保存する場合にお菓子に付いてくる透明なふたを使ったりして、極力、ラップを使わないようにしている。
皿に付いた油物を洗うときは、一度、新聞やチラシでふいてから洗っている。出るごみが減ってくれば、家で保管しなければならないごみも自然と減る。買いだめはするが、きちんと使い切る。
◇資源ごみ分別、マイバッグ必携−−安城市の池田知子さん(39)
資源ごみになるものは、きちんと分別している。買い物に出掛ける時は必ずマイバッグを持参する。肉や魚などに使われているトレーはきれいに洗い、 数がたまってから回収箱に持っていく。使わなくなった油は、牛乳パックの中に古布や新聞紙を詰めてその中に入れ、テープで留めてから捨てている。
毎日新聞 2008年3月2日
2008.03.01
移動支局:モッタイナイショップで環境問題/愛知・津島
![]()
毎日新聞移動支局の開局式=愛知県津島市のヨシヅヤ津島本店で(2008年3月1日午前11時36分、木村文彦撮影)
毎日新聞社は1日、愛知県津島市津島のヨシヅヤ津島本店モッタイナイショップに移動支局「“モッタイナイ”の街、津島から−地域から考える地球環境−」を開設しました。7日までの1週間、環境漫談、自転車や風呂敷など環境に優しい暮らしを提案する環境講座などを行います。
開設式には、ヨシヅヤの伊藤彰浩社長や地元関係者、買い物客ら約200人が参加。毎日新聞中部本社の岡部仁代表が「少しでもモッタイナイ運動を広 めていきたい」などとあいさつ。伊藤文郎市長は「市民、企業のみなさんと一緒に環境問題に取り組んでいきたい」と述べた。この後、関係者がテープカット。 愛・地球博のマスコットキャラクター「モリゾー」「キッコロ」も駆け付けて開設を祝いました。【木村文彦】
毎日新聞 2008年3月1日
2008.03.01
モッタイナイの街から:移動支局・津島 グリコンガイド
◇環境重視の買い物を
生ごみは堆肥(たいひ)にして利用、買い物袋を持参しトレーやラップのないばら売り商品を購入、水筒を持ち歩く−−。健康で資源を無駄に消費しない、環境重視の生活を実践する市民を「グリーンコンシューマー」と呼ぶ。80年代後半、ヨーロッパから広まった言葉です。
津島市は、安心安全で環境負担の少ない企業の取り組みを、市民に紹介するガイド「グリーンコンシューマーガイドブック(グリコンガイド)WEB版」を、4月から市の公式ホームページ(HP)で公開する準備を進めています。
05年3月、「津島市環境基本計画」策定のため、15歳以上の市民2000人を対象にアンケートを実施。その中に「安全な食品を適正な価格、近く の店で買うことができる街であってほしい」の意見が約500件ありました。身近で安全な商品が作られていることを広め、資源を循環させる社会を実現していこう −−。グリコンガイドを作る目的です。
担当しているのは、市民らで構成する「市環境市民委員会」(30人)に加わっている主婦や会社員の30代から60代の4人。昨年9月に初会合を開き、ガイドのイメージ作りや情報収集方法などを話し合い、11月から作業を始めました。
ガイドに掲載するには、▽3R(リデュース、リユース、リサイクル)運動への協力▽地産地消▽オーガニック商品かどうか▽省エネにかかわる商品か どうか−−など10項目のどれかに当てはまる企業や団体が対象。これまで、無農薬・減農薬野菜の生産販売を行う団体や農家▽米粉で作るパン屋▽リサイク ル、リユースの店など12店を取材しました。
2月中旬、委員ら4人は市内の家電店を訪問しました。この店は、リサイクル館を構えており、市民から寄せられた不用の電化製品の修理販売や、家具や陶磁器などをリサイクル販売しています。
委員の主婦、加藤洋子さん(58)=同市河原町=は、「ガイドは生活に役立つ情報を満載し、環境や健康を考えた買い物の具体例も分かるようにした い。多くの人に見てほしい」。委員の同市青塚町、会社員、宇都宮真輔さん(34)は「人と環境にやさしい商品を正直に取り扱っていることに重点を置き取材している。ガイドをきっかけに市民が少しでも環境に関心を持ってくれれば、地域の活性化にもつながる」と期待しています。【木村文彦】
◇きょう開幕
毎日新聞の移動支局「“モッタイナイ”の街、津島から−地域から考える地球環境−」は1日、津島市津島のヨシヅヤ津島本店内モッタイナイショップに開設されます。7日まで多彩なイベントを繰り広げ、地域の情報を集中的に発信していきます。
==============
◇期間中のイベント◇
◆1日
11時半〜 オープニングイベント
12時半〜 絵本「もったいないばあさん」著者の真珠まりこさんのトークショーとサイン会、記念撮影会
◆2日
14時〜 環境漫才で知られる夫婦漫才師林家ライス・カレー子さんの「環境漫談」
◆3日
11時〜 市立高台寺小学校で毎日新聞による出前授業
◆4日
16時〜 市民自転車フォーラム代表の後藤康之さんの「環境に優しい自転車講座」
◆5日
16時〜 風呂敷活用講座
◆6日
16時〜 気象予報士で毎日新聞中部本社写真グループの鮫島弘樹デスクと、フリーアナウンサー長谷川千夏さんのお天気講座
◆7日
16時〜 東海ラジオアナウンサー、深谷里奈さんと毎日新聞記者の「万博こぼれ話」
※移動支局では「モッタイナイ写真展」が行われるほか、毎日、先着30人を対象に記念日の新聞プレゼントも行う。
毎日新聞 2008年3月1日
2008.02.29
モッタイナイの街から:移動支局・津島 リサイクルステーション
◇地域変えて地球救う
ショッピングセンターの駐車場などを利用して、古紙や古布、アルミ缶などを回収する、リサイクルステーション。津島市でも昨年4月から、ヤマナカ 神守店の駐車場(津島市蛭間町)で、古紙や古着、陶磁器製食器、ペットボトルなど7品目を回収しています。「市の中心部でもやってほしい」との声が相次ぎ、 4月からは、津島市津島のヨシヅヤ津島本店の駐車場でも行います。
ステーションは、ごみの減量に取り組むNPO法人「中部リサイクル運動市民の会」(事務局・名古屋市中区)が、91年から自主的な環境運動として 始め、現在、名古屋市内では、43カ所で年間4000トンを回収しています。集められた資源ごみは、それぞれ回収業者に運ばれます。ステーションで仕分け作業 する人を市民リサイクラーと呼び、会場の設置や分別指導、市民とのコミュニケーションをしている。名古屋市以外での取り組みは津島市が初めてだそうです。
津島市のステーションにはリサイクラー5人が登録。毎月第1、3土曜日の午前10時から午後2時まで回収する。リサイクラーの成田鉄広さん (72)=同市越津町=は「少しでも地球のために役立ちたい」と笑顔で話しています。回収日はテントやのぼりを設置し、資源ごみを運んできた車が近づいてくると一 緒に降ろすそうです。
ステーションを始めて約1年。成田さんは「初めは手探り。女性はごみの仕分けをしてくるが、男性はあまりしていない。持ち込んでくる人とコミュニ ケーションを取って顔見知りになれば、資源選別にも詳しくなるし、回収もスムーズになる。何より本人にも、環境に貢献していると実感がわいてくるはず」。
乗用車で持ち込んだ七宝町の主婦、市川弘恵さん(39)は「友達に教えてもらい、初めて来ました。少しでも環境に役立ちたい。これから利用していきたい」と話しています。
持ち込まれる陶器などの中には、新品もあり、眺めて気に入ったものがあれば持って帰る人もいる。成田さんは「物のない時代に育ち、資源の大切さは 身に染みている。必要な人が使うのが一番いい。地域の環境問題を一つずつ解決し地域を変えていくことが、地球を救うことにつながる」と感じています。【木村 文彦】
毎日新聞 2008年2月29日
2008.02.27
モッタイナイの街から:移動支局・津島 雨水タンク
地域からの情報発信を目指す、毎日新聞移動支局「“モッタイナイ”の街、津島から−地域から考える地球環境−」が3月1日から1週間、津島市津島 のヨシヅヤ津島本店内モッタイナイショップで行われます。同ショップには、「MOTTAINAIキャンペーン」名誉会長のノーベル平和賞受賞者、ケニアのワ ンガリ・マータイさんも昨年4月に訪れました。支局開設を前に、行政、市民の環境への取り組みを紹介します。
【木村文彦】
◇花を育て大事に使う
雨は大地に恵みをもたらしますが、道路の舗装化や下水道の整備が進み、あっという間に人の前から消えていく存在になりつつあります。その雨水を、ためて使おうという活動が広がっています。
「もっと雨が降らないかなぁ」。津島市立東小学校の児童たちは、空を眺めることが増えました。南側校舎の一角に、廃棄された電気温水器を再利用した雨 水タンクがあります。校舎の屋根に降った雨は、雨どいに付けたバイパスを通り、雨水貯蔵タンクに水がたまる。水は花壇の水やりに使っています。
雨水タンクに変身させたのは、名古屋市中川区の電気工事会社「ギオ」の戸谷義夫社長(59)。家庭などで使われる家庭温水器の寿命は10〜15 年。弁やセンサー、ヒーターなどが経年劣化で傷んでしまうため。しかし、断熱材が巻かれたステンレス製のタンクは、ほとんど傷みがありません。
何かに使えないかと戸谷さんは考え、貯水タンクに再利用することを思い付きました。知り合いだった津島市の宇佐美清毅教育長に相談したところ、市内の 学校で雨水をためて使うことになりました。タンクは「あまがえる」と名付け、07年、同小学校にプレゼントした。現在、愛西市立草平小学校と七宝町立伊福小学 校にも設置しています。
タンクは直径約70センチ、高さ約2メートルの円筒形。370リットル貯水でき、下部に付けた蛇口から水を出します。断熱材が巻かれているため冬で も凍りません。雨水がたまりやすいように、パイプに傾斜を付けるなど改良を加えました。戸谷さんは2カ月に1回、ボランティアでメンテナンスに訪れています。
清掃時間になると、児童たちが、じょうろを使ってビオラやパンジーに水をやっています。同小2年の山田健太君(8)は「この水は自然の水だから花も 喜ぶよ。水道水を使うよりエコだ。僕らの力で地球温暖化を止めたい」と元気に話しています。暖房を節約しようと厚着したりして、エコを心掛けているそうです。
大橋一弘教頭(50)は「雨水は日によって量が変わるので、ない日もある。水道の蛇口をひねれば水は出てくるという発想が変わり、水を大事に使う気持ちが児童に広がってきました。災害時に利用できる方法を考えたい」と話しています。
毎日新聞 2008年2月27日
2008.02.26
うちのこだわり:古民家再生、次世代へ−−愛知・七宝、林さん宅
◇屋根に天窓、壁に断熱材−−明るく、暖かく
新しいカウンターキッチンのある場所からは太い梁(はり)が茶色い大黒柱とがっちり組み合うのが見えます。天井裏に使われた割り竹と杉皮の模様が美 しい。約120年前の明治時代に建ったという愛知県七宝(しっぽう)町の会社員、林武志さん(44)宅。120年の間、所々にその時代その時代の改修の手 が入っていたが、「古民家再生」型のリフォームで元の木材や壁の良さを前面に出しました。林さんは「古い環境と新しい環境がいい具合にミックスされた」と 満足そうです。
「古い環境」の梁や柱、壁、屋根を支える骨組みは再生前は目立ちませんでした。再生を手がけた建築家の今井俊介さん(56)によると、昭和40年代に「典型的な昭和のリフォーム」を受けていたからです。
土間だったスペースの壁や床に合板を張り、応接セットを置いて洋間にしていました。林さんの母晢子(てるこ)さん(75)は「あのころはみんな洋間が ほしかったのよ」と話す。台所も改修で合板だらけだった。それら「昭和の衣装」を除き、天井も取り払って吹き抜けにして、本来の木材の骨組みを強調した。 梁を1本購入したほかは、元からあった古材が使えました。「歴史が感じられる木材は素晴らしい。本物が持つ魅力でしょう」と林さん。
今回の再生で加わった「新しい環境」は、床下や天井、壁に断熱材を入れたり気密化を進めたことです。屋根には天窓も設け、家全体の耐震性もアップさせました。
再生前は約140平方メートルで全6室の間取りでした。壁の一部を取り払い、うち3室を約70平方メートルの大きな居間にしました。物置だった屋根裏部屋はおしゃれなフリースペースになり、3人の子供の遊び場所になりました。
![]()
存在感を増した大黒柱に手をかける林さん
妻の久仁恵さん(41)は「夏の涼しさはそのままに、冬の寒さは改善されたし、明るくなった」と喜んでいます。
◇
林さんは「新築すれば予算の関係で今より狭い家にせざるを得ない。生まれ育った昔の家の規模のまま、次の世代に引き渡したかった」と振り返ります。久仁恵さんも「長年続いてきた家を壊して新築するのはもったいない」と思っていたそうです。
夫婦は本で知った今井さんに相談し、再生住宅の実例も見学した結果、「古さを生かしながら冬の寒さ、暗さを改善できる」とローンと手持ちの資金合わせて約3000万円をかけて再生リフォームをすることにしました。05年12月に着工し、翌年3月に完成しました。
今井さんは、日本の古民家の住みにくさとして▽寒い▽暗い▽収納スペースが少ない▽プライバシーを保ちにくい−−の4点を挙げています。「限られた予算 の中でも優先順位を決めて工夫すれば古材を利用したリフォームができる。再生とは昔に戻すことでなく、住みよくすることだと思っている。そのためビニール クロスや合板は使わないが、断熱材などは取り入れる」と話しています。【大西康裕】
■+α
◇「耐震」に費用の3分の1
![]()
林さん宅の間取り(概略)。太線で囲んだところを一つの空間にしました。■が大黒柱。リフォーム前はカッコ内の3室に分かれていました
林さんは耐震化も強く望みました。今井さんの対策の基本は足元を固め、上部は軽くすること。床下は全室、畳や床板を外してチェックし、必要なところに は新たに鉄筋コンクリートの基礎を作って支え直しました。屋根は瓦をやめて軽い金属板にしました。なくした壁もあるが、新しく設けた壁もあります。新しい収納スペースができたため大きくて倒れやすいたんすが撤去できたのも安心材料です。
結果的に、全体の費用のうち約3分の1は耐震関係。今井さんは「引き続き使える木材がどれくらいあるかにもよるので、実際の費用は始めてみないと分からない。どう再生したいのか、予算はいくらなのかなどを専門家とよく相談してほしい」と話しています。
2008.02.26
ツバルに太陽光発電施設が完成−−関電など援助
【フナフティ(ツバル)竹之内満】地球環境保全への貢献を目的に関西電力(本社・大阪市)などがフナフティ空港に建設してきた太陽光発電施設(約 40キロワット)が完成し21日、ツバル政府に引き渡されました。陽光パネル250枚余りを空港脇のサッカー場観覧席の屋根に設置し、主に近くの政府庁舎などに電気を供給します。
07年9月に着工。総工費約5000万円は、関電と日本政府の草の根無償援助で賄われる。地球温暖化防止を主課題に、先進国の電力首脳有志でつくる会議(e8)の途上国支援策の一環。
ツバルでは07年、計1800キロワットのディーゼル発電所が日本の援助で稼働したが、原油高でコスト増が深刻化。環境への配慮もあり、太陽光発 電建設を要請していた。この日は発電用パネルの前でイエレミア首相と関電の生駒昌夫常務が握手。ナタノ公共・産業相は「長期に二酸化炭素の排出を削減する 上、電力供給の安定化に有効で、日本に心から感謝したい」と述べました。
![]()
完成した太陽光発電所を祝うイエレミア首相=ツバル・フナフティで21日、竹之内満写す
毎日新聞 2008年2月22日 東京朝刊
2008.02.26
MOTTAINAI:宇都宮JCからスクールバス、ツバル児童が歓迎のダンス
<もったいない>
【フナフティ(ツバル)竹之内満】潮位上昇で水没の危機にある南太平洋の島国ツバルに20日、宇都宮青年会議所(JC)=渡部修三理事長=からス クールバスが贈られました。首都フナフティ唯一のナウティ小学校では、児童約800人が歓迎ダンスを披露しバスの到着を祝いました。バスは南北約10キロの島内で 児童のために運行されるそうです。
式典にはイエレミア首相ら政府や町幹部も出席し、同JCの石下光良前理事長が「バスが多くの児童を幸せにすることを願っている」とあいさつしました。
フナフティのアンドリュー町長は「教育は常にツバルの子供の最優先事項。バスは本当に役立つ」と謝辞を述べました。
児童たちは「足跡がたくさん描いてある」 「モッタイナイはどういう意味?」などと話し、将来医者になりたいというナオミ・マヘウさん(13)は「嵐でも学校に遅刻しない。日本の子供にとても感謝 している。黄色いデザインもすてきで気に入った」と喜んsでいました。
イエレミア首相は「日本と宇都宮の人々には最大の謝意を表したい。厳しい天候の中での登校を余儀なくされているツバルの児童・生徒に大きな助けとなる」と語っていました。
2008.02.26
ツバル支える日本人 港で新桟橋建設/作品撮影で取材 /栃木
◇港で新桟橋建設…隠木さん/作品撮影で取材…海南さん
スクールバスの贈呈や太陽光発電所の設置ばかりでなく、地球温暖化の象徴・ツバルの支援に、日本は深くかかわってきました。ツバルに滞在し、新港建設やドキュメンタリー映画撮影に活躍する日本人を紹介します。【フナフティ(ツバル)宇都宮支局・竹之内満】
東京の水産コンサルタント会社に勤務、今月19日にツバル入りした隠木俊人さん(44)は約1年かけ、フナフティ島中央部のフナフティ港で新桟橋を建設しています。
現在の桟橋は1980年、豪州の支援で建設された。しかし築後28年を経て、土台内部の鉄筋が断裂するなど老朽化。4000トン級の貨物船が出入りするが、コンテナの重量が制限される状態です。
このため、日本政府は総工費約9億円で、無償援助の手を差し伸べました。船が横付けされる部分は50メートルから80メートルに拡張され、大型船を係留できるほか、トレーラーの旋回が容易になります。
完成は来年2月末の予定。隠木さんは現場にとどまり、「(当分)日本には帰らない」と話しています。過去、アフリカを主に東南アジアや太平洋の約10カ国 で港湾建設に携わってきました。ツバルについて「桟橋の維持管理がツバル人でできるかというと、現状では難しい。ツバル人の自助努力に任せるまでに至らないと思う。建設コストも高く、なるべく壊れない物を作るしかない」と決意を語っていました。
一方、映像作家の海南友子さん(36)は今秋にも公開を目指すドキュメンタリー作品を撮影するため、2回目の取材を行っています。今回は1カ月滞在の予定。地球温暖化によるとみられる海面上昇により、ツバル、アラスカ島、ベニスという3島への影響を描くそうです。
ツバルの現場を歩き、「足元が海水で満たされているという状態は、考えてみれば驚くべきこと。しかし、水没が日常化していて、住民があまりに慣れてしまったことに驚いた」そうです。「同じ島国の日本も同じ状態になったら、とみなに考えてもらえれば。ツバルはいわば『小さな地球』なんです」。海南さんはそう話しています。
2008.02.18
MOTTAINAI:キッズ植林プロジェクト ツバキカンザクラ植樹/高知
◇生命の大切さ学んで−−吾桑小の子どもら20人
子どもに植樹によって生命の大切さなどを学んでもらう「MOTTAINAIキッズ植林プロジェクト」が17日、須崎市桑田山の山里であり、子どもたち約20人が地元の名物、ツバキカンザクラ(雪割り桜)を植樹した。
プロジェクトは、ノーベル平和賞を受賞した、前ケニア副環境相のワンガリ・マータイさんの来日を機に06年からスタート。全国で開かれており、今回は社団法人・県森と緑の会が主催し、ローソン緑の募金が費用を出した。
この日は、地元の同市立吾桑小の子どもらが参加し、ツバキカンザクラの苗木75本を用意。冒頭、マータイさんの活動について説明を受けた後、くわやスコップを持って植樹。子どもたちは「花がすぐ咲きますように」などと言いながら、苗木に土をかぶせていった。
ツバキカンザクラは地元住民が「地区の名物にしよう」と約10年前から植え始めた。今年は気温が低いこともあり、2週間ほど開花が遅れているという。参加した同小3年の山崎千聖君(9)は「くわが最初は使いにくかったけれど、上手に植えられました」と話していた。【服部陽】
2008.02.15
国連総会:「もったいない」意識を日本訴え 「気候変動」交渉進展へ決意
【ニューヨーク小倉孝保】
日本政府は13日、気候変動をテーマにした国連総会の討論会で、温暖化対策に「最も重要なのは、『もったいない』の生活スタイルを(世界で)促進することだ」と演説した。環境に優しい生活様式を促進することで気候変動に「打ち勝たねばならない」と主張、浪費を廃した「MOTTAINAI(もったいない)」の重要性を訴えた。高須幸雄・国連大使が演説した。討論会は、インドネシア・バリで昨年12月に開かれた国連気候変動枠組み条約締約国会議を受けたもので、各国が意見表明を続けている。
高須大使は演説で、MOTTAINAIの 具体例として、環境保護のための日本の高い技術を他国に移転する用意があると表明し、「もしも日本の効率的な発電技術を米国、中国、インドに応用すれば、 二酸化炭素の排出を、日本の年間総排出量と同じ約13億トンも削減することができる」と語った。そのうえで、国連を中心に気候変動問題で交渉を進展させる 必要性に言及し、「日本も今年の主要国首脳会議(G8)議長国として交渉進展のために貢献したい」と決意を表明した。
++++
2008.02.15
MOTTAINAI:白岡の「もったいない会」が会員募集 /埼玉
<もったいない>
◇活動の輪を広げよう
◇古着利用した作務衣など、駅構内で展示会も
白岡町の「もったいない会」(会員9人)が、活動の輪を広げようと会員を募集しています。町生涯学習「環境アカデミー教室」の受講者が02年、環境問題を中心に賢い消費者を目指そうと同会を発足させました。
ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんと毎日新聞社が進めるMOTTAINAI運動に共鳴し、宇都宮市で開かれた「第1回もったいない全 国大会inうつのみや」にも参加。雑草で染めたスカーフを作ったり、冬至の夜に地球温暖化について家族で考えてもらおうと、小さなろうそくを無料で配るな どの活動を続けています。現在、JR宇都宮線白岡駅構内のミニギャラリーで、古い手ぬぐいを使った浴衣や着古した着物を利用した作務衣(さむえ)などを展示 しています。
![]()
写真=JR宇都宮線白岡駅に展示された作務衣
遠藤誠会長(60)は「のんびりした会で参加は自由。ごみ問題や温暖化について一緒に考えていきましょう」と話しています。展示会は12日午後4時まで。問い合わせは遠藤さん(電話0480・93・0791)。【中村和久】
2008.02.15
雑記帳:クマのえさにはもったいない?
◇山梨県富士吉田市の市民団体「獣害対策支援センター」が、クマや農作物被害を招く野生ザルなどの出没を防ぐためにボランティアでもいだ民家の柿の実を干し柿に加工しました。
![]()
写真=クマのえさにしないため山里の民家の柿で作った干し柿
◇支援センターは07年6月、主婦や研究家らで設立。同年秋、柿の実を収穫できない市内の高齢者らに代わり「柿とり隊」を結成して約30人で1300個をもぎました。
◇50年余り、干し柿作りをしてきた地元の男性の指導で柿を干し、完成品を3個ずつ和紙に包んで柿の木の所有者らに無料配布しました。甘みは十分で、食べた人は「やっぱり、動物に食べさせるのはもったいない」。【藤野基文】
2008.02.15
みんなの広場:食品の無駄をなくす正直な販売
塾講師・片山拓朗/北海道函館市
昨年は食品の偽装に揺れた一年だった。ミートホープのように悪質なものは別として、若干賞味期限が過ぎた商品をそのまま廃棄処分にしてしまうのは何とももったいないことで、もっと有効利用ができないものかと常々思っていた。
そんな折、見た目が悪い、賞味期限が近いなどの食品を目玉にしたネットサイトやスーパーが、北海道内でも人気を集めているという。低価格の理由を隠すこと なく、正直に商品に明記していることが消費者の心をつかんだようだ。スーパーでは店員が「賞味期限が残り1カ月です」などと叫んで商品を販売し、さらに頭 や足が取れてしまったエビや足が折れたカニなどの海産物も安く提供されているらしい。
消費者は食の安全に過敏になっている。しかし、うそのない正しい表示をして売り方を工夫すれば、食品を無駄にすることなく、通常より安く商品を提供することができる。このような動きはどんどん広がってほしいものである。
2008.02.14
使用済みのお皿や茶わん、マグカップに再生!
◇全国から年間40〜50トン、砕いて2割混ぜ込む−−焼き物の里・岐阜、愛知
全国一 の焼き物の里で愛知、岐阜両県にまたがる東濃地区から今春、MOTTAINAIマグカップセットが誕生する。全国の消費者から「捨てるのはもったいない」 と送られてきた使用済みのお皿や茶わんを砕いたリサイクル素材を2割混ぜ込んで焼き固めた。世界中から集めている焼き物用の土を節約できる上、ごみを出さずに済むのが売り物だ。
MOTTAINAIマグカップを作ったのは、同地区を拠点に食器の加工販売を手がける株式会社「アイ トー」(本店・東京都港区)。リサイクル素材を使ったマグカップやお皿、ふた付きスープマグカップや小鉢などをセットで販売する。デザインは陶器の白地を 基調に、MOTTAINAIロゴをあしらった。
◇生産量が激減
もともと愛知県瀬戸市や岐阜県多治見市は美濃焼の里として有名で、和洋食器は国内生産量の半分以上のシェアを持つ。低い丘陵を背に製陶工場の煙突が伸びる風景は日本人の心をなごませる風景だが、その焼き物の里にも時代の流れが押し寄せている。
コンビニエンスストアや百貨店で総菜を買ってそのまま食べる「中食」や外食が一般化して陶磁器を使う機会が減り、陶磁器中心だった結婚式の引き出物が多様 化したことに加え、海外からの洋食器が増えたことで国内の生産量は95年の3500トンをピークに現在は1200トンまで激減。窯元が閉鎖したり、規模縮 小に追いやられているという。
◇資源の循環目指し
欧州メーカーと差別化し、消費者に購入してもらうため、地元企業などが中心となって 練り上げたのが環境に配慮し、資源循環を実現する「うつわの再生」プロジェクト。「グリーンライフ21」と名づけられたこのプロジェクトは、使用済み食器 を全体の2割程度まで粗く砕いて混ぜ込み、土と一緒にして7〜8マイクロメートルに粉砕。再生した食器は新たな土だけで作るよりも環境負荷が少なかったと いう。同プロジェクトで作った製品は01年度のグッドデザイン賞「エコロジー・デザイン賞」などを受賞した。
使用済み食器を受け入れている「ヤ マカ陶料」(岐阜県多治見市)によると、全国の消費者から送料を自己負担して送られてくる使用済み食器は年間40〜50トンに上り、年々増える傾向にある という。中には、「ありがとうございました」との手紙と共に菓子を同封して送ってくる消費者もいるという。
食器のリサイクルを嫌がる消費者はい ないのか。加藤誠二副社長も当初は心配だったという。ところが、あるイベントで出展していたら、お客さんからラーメン屋を引き合いに「前の人が食べたどん ぶりでみんな食べるんだから大丈夫」と励まされた。「この話は分かりやすい説明でしょ」と、加藤さんはほほ笑む。
◇地方自治体も悩み
一般消費者と同じぐらい問い合わせの多いのが、ごみの処分に頭を悩ませる地方自治体だ。一般廃棄物最終処分場の残余年数は05年度に14・8年となっており、年々リサイクル量は増加しているものの自治体によっては頭の痛い問題だ。
加藤副社長は「もともと土を粉砕する装置はあるので、追加コストは全くない。製品が消費者に認知されれば陶磁器の需要増につながるのではないか」とみている。
アイトーはこれまでも独自の資源循環型ブランドを持ち、百貨店などでのイベントの際には使用済み食器を持参してもらい、金券などと引き換えたりしていた。また、社会貢献の一環として食器作りのノウハウを生かし、お年寄り向けの食べやすい食器の開発も進めている。
アイトーの加藤裕彰社長は「わが社はこれまでも社会的に意味のあることにチャレンジしてきた。マータイさんが主導するMOTTAINAIキャンペーンは誰 にも分かりやすくメッセージ性がある取り組み。我々の製品が広く認知されることで資源循環型社会が構築されるよう期待している」と話している。
(毎日新聞1月5日紙面から抜粋)
2008.02.08
MOTTAINAI:BDF実験、4月スタート−−松戸で産官連携 /千葉
<もったいない>
◇廃食用油回収し燃料に
松戸市と同市の異業種交流グループ「松戸テクノプラザ」(28社、的場研二会長)は、家庭や事業所などで使用済みの天ぷら油(廃食用油)を回収して、ディーゼルエンジンの燃料として再生・活用する社会実験事業を4月から始めます。同市が進めている「もったいない運動」の一環で、地球温暖化防止対策として取り組みます。7日には、廃食用油をバイオディーゼル燃料(BDF)に精製、これを給油した市のごみ収集車を走らせるデモンストレーションを行いました。
市によると、廃食用油の回収から販売まで一貫して行うのは県内初。産官が連携するのも特徴とのことです。
計画では、松戸テクノプラザが協同組合か事業会社を設立し、市内の飲食店や小中学校から廃食用油を買い取り、市は協力町会から無償で回収します。
これを、市内の表具製造会社社長で発明家でもある大久保敏行さん(松戸テクノプラザ副会長)が開発したBDF製造装置で精製。できた燃料は市や事業所が買い、軽油に混ぜて燃料として利用します。廃食用油からは、ほぼ同量のBDFができ、軽油の8割程度の価格で販売する予定です。
松戸市で排出される廃食用油は推計で年間約125万リットル。この全量をBDFに加工し、その分の軽油利用を抑えれば、年間約3200トンの二酸化炭素削減につながるそうです。
社会実験は1年間を予定し、回収や品質などの課題を検討した上で、本格的な事業化を目指します。大久保さんは「市内排出の廃食用油をほぼ全量回収し、加工・販売しても売上高は1億円程度。事業規模は小さいが、意義は大きい」と話しています。【長谷川力】
毎日新聞 2008年2月8日
2008.02.08
ローソン:境港産、カニたっぷり 県と提携、炒飯など限定販売へ 知事も試食 /鳥取
県と提携を結ぶ大手コンビニエンスストア「ローソン」が境港産ベニズワイガニを使ったオリジナル商品を作り、平井伸治知事が5日、県庁で試食しました。県内87店舗を含む中国・四国地方950店舗で今月中旬から期間限定で売り出されます。
県と同社は06年5月、県内製品のテスト販売などを行う業務提携を結び、07年3月には大規模災害時に生活物資を調達・供給する協定を締結しています。
開発したのは▽パスタ(発売期間12日〜3月3日)▽炒飯(チャーハン)(2月19〜25日)▽おにぎり(2月19日〜3月3日)▽押し寿司(ずし)(2月19日〜3月3日)−−で、ベニズワイガニを4・2トン使用。「境港産紅ズワイガニ使用」というシールを張り、認知度アップを図るそうです。
平井知事は炒飯が気に入った様子で「やみつきになる。卵がふんわりしてカニの味がしっかり出ている」と太鼓判を押し、「県の食材を全国に売り出していきたい」と述べました。中四国ローソン支社県庁駐在の今井隆也さんは「ベニズワイガニは本当はもっとおいしいということを胸を張って言う必要がある。ヒットすると自負している」と話しています。【山下貴史】
2008.02.08
スクランブル:「広島の味」 決め手は軟水にあり /広島
広島風お好み焼きの甘くてまろやかなソースにもみじ饅頭の甘いあん。こうした「広島の味」のカギは軟水に隠されていました。広島には「名水」と言われる水源が各地にあり、そのほとんどが軟水。県内で軟水を利用した製品作りに取り組む企業は数多く、広島国際学院大(安芸区)の佐々木健教授=生物環境化学=は「広島名物の陰に軟水あり」と話しています。【下原知広】
◇コク・うま味引き出す−−広島国際学院大・佐々木教授
軟水とは、水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどミネラル分の総量(硬度)が1リットルあたり50ミリグラム以下の“柔らかい”水。
佐々木教授らが96年に行った実験で、水のミネラル分が高くなると、昆布やかつお節から出るうま味成分のグルタミン酸などの溶出量が少なくなることがわかりました。昆布では、硬度0(純水)の水1リットルでは、グルタミン酸約160ミリグラムがしみ出ていたのに対し、約300ミリグラムのミネラル分が含まれるとグルタミン酸の溶出は100ミリグラムに低下したそうです。ミネラル分の少ない軟水が、和食のだしをとるのに最適で、うま味を十分引き出せることを裏付けているといいます。
宮島が発祥とされるもみじ饅頭(まんじゅう)でも軟水が活躍。最大手の「にしき堂」(東区)は、約25年前からあん作りに軟水を利用。本社から約7キロ離れ、豊富な軟水がわき出る海田町にあん専用工場を建設しました。また、お好み焼き用ソースで知られるオタフクソース(西区)も原料となる酢に軟水を使用しています。三原市大和町の酢の醸造工場には軟水の地下水源があり、年間約9500キロリットルの酢を生産し、お好み焼きや焼きそば用のソース原料に使われています。独特のコクを出すのに役立っているそうです。
佐々木教授は「関東のうどんのだしが濃く、関西のだしが薄いのは水の硬度の差に理由がある。食文化に水は大きく影響している」などと話しています。
毎日新聞 2008年2月7日
2008.02.07
私のMOTTAINAI:ICI石井スポーツ主任・寺田進一さん /栃木
<もったいない>
◇道具は手入れして長く使って−−寺田進一さん(40)
「新品を買うのも良いけれど、できるだけ長く使ってもらいたい」。商品のメンテナンスや修理に取り組んでいます。
ICI石井スポーツでは、登山・スキー用品やウオーキングシューズなどを販売しています。自身もスキー歴20年、山スキーは10年前から始めました。「まだ使えそうなものでも捨ててしまうのはもったいない」
スキーのストックが曲がったり、破けてしまったウエアは店で修理しています。また、道具を長持ちさせるコツがあります。革靴は帰ってきて汚れを落とし、クリームを塗って保管。泥を付けたままだと革が痛み、消耗が激しいそうです。「長く使える物はぜひ、手入れをしてほしい」と話しています。
店で直せない場合、メーカーに送ることも可能です。問い合わせは同店へ(電話028・639・9650)。【中村藍】
2008.02.07
えどがわ区民大会、ニコルさんも講演−−来月8日 /東京
<もったいない>
NPO法人えどがわエコセンターと江戸川区は3月8日、都営新宿線船堀駅前の「タワーホール船堀」(同区船堀4の1)で、「第2回もったいない運動えどがわ区民大会」を開きます。
作家のC・W・ニコルさんが「“もったいない”私が愛する日本の心」と題して記念講演するほか、さまざまな環境に優しい取り組み「もったいない運動えどがわ」の表彰式もあります。
展示ホールでは、もったいないグッズやマイバッグコンクールの出品作品の展示、はし袋の作成体験コーナーなどもある。イベントはすべて無料。3歳以上の子供を対象にした無料託児サービスも。
締め切りは15日(必着)。申し込み多数の場合は抽選。申し込み・問い合わせは、えどがわエコセンター(03・5659・1651)。
2008.02.06
マイ箸持参のお客様は特別サービス!/宇都宮
<もったいない>
ノーベル平和賞を受賞したケニアの前副環境相、ワンガリ・マータイさんが主唱する「もったいない運動」のグッズを常設販売する 県内初の店舗が、宇都宮市内に登場した。
「もったいないグッズ」を扱うのは、同市仲町の盛岡じゃじゃ麺(めん)専門店「じゃじゃえ」。前田悟志店長 (30)は「エコライフはかっこいい。そんな思いをぜひ広めたい」と話している。【小野博宣】
◇宇都宮の前田さん、マイ箸使用でサービスも
同店は、昨年10月に開店。店内の壁を水墨画のようなデザインにするなど、若者を意識した店づくりを心掛けている。前田さんがもったいない運動に注目した のは、宇都宮市が同運動に積極的に取り組んでいるため。「私の店でも毎日たくさんの割りばしを捨てている。なんとか減らせないか」と考えていた。
このため、もったいないグッズでも人気の高い「マイ箸(はし)」を置くことを決めた。来店した客にマイ箸を購入した上で使ってもらう狙いだ。また、マイ箸持参の客に、たまごスープの「チータンタン」(100円)を無料にする。
サイズの違う「エコバッグ」や、ケニアの天然素材を使ったバンド「もったいない サンクス バンド」も置いた。バンドは丈夫なサイザル麻を使い、携帯電話のストラップとしても使える。いずれのグッズも1000円以下と、求めやすい。
店頭には先月29日に並べた。今後は品数を増やすとともに、もったいない運動をアピールするポップも店内に設置する予定だ。前田さんは「じゃじゃ麺をマイ箸で食べて」と話している。月曜定休。
2008.02.06
日仏小学生『MOTTAINAI』テレビ討論会
欧州連合(EU)の中心都市で環境先進都市として有名な仏ストラスブール市と群馬県板倉町の小学生をインターネットで結び、暮らしの中の「MOTTAINAI」について話し合うテレビ討論会が1日、開かれた。
多くの子どもが古着や本、給食の食べ残しなどについてお互いの国の習慣や取り組みを紹介し、文化の違いにどっと歓声が沸くなどおおいに盛り上がった=写真
討論会はストラスブール市の大学と交換留学を行っている東洋大の地域活性化研究所(群馬県板倉町)の呼びかけに同じ町内の町立東小とストラスブール市立サンジャン小が応じて実現。両校の5年生計60人余りがウェブカメラを使ってお互いの顔を見ながら意見交換した。
フランスから日本にいたことがある日系のマイコさんが「日本では教科書をいっぱいもらったけど、どうするの?フランスでは学校に返します」と質問、東小のサノくんが「最後は捨てます」と答えると、双方から「もったいない」と歓声が上がった。
日本でハイブリッドカーの人気があることを紹介したのに対し、サンジャン小の男の子は「それは電気をたくさん使うんじゃないの?」と疑問の声が上がった。また、日本のお風呂について「体は風呂桶の外で洗い、残り水は洗濯に使う」と紹介すると、画面の向こうで「それはいいかもね」と声が上がった。
東小ではこの日のために、グループごとに暮らしの中にある「MOTTAINAI」を見つけ出して持ち寄り、なぜそう思うのか、どうすればいいのかをまとめた。紙の無駄遣いについて発表した子どもたちは「紙をつくるために木を切ってしまい地球から緑が減っているので、1日に使う紙の枚数を決めるべきだ」などと訴えた。
ストラスブール市は斬新なデザインのLRT(次世代型路面電車)を核とし、マイカーの乗り入れ規制などを組み合わせたまちづくりで独フライブルクと並ぶ環境先進都市。サンジャン小の子どもたちは「車に乗らずに自転車か公共の乗り物を使う」と宣言していた。
当日の模様は、地元アルザスTVの夕方のニュースで紹介され、翌日のアルザス地方の地元紙「DNA」の朝刊にも「日本に通じた!!」などという見出しで大きく取り上げられた。
東洋大や東小では、子どもたちが日仏でまとめた提言を両国の環境相に送るとともに、今後も交流を続けることにしている。
【山本建】
2008.02.04
アフリカ開発会議にマータイさん招聘
政府は、5月末に横浜市で開く「第4回アフリカ開発会議」(TICAD4)にノーベル平和賞受賞者で前ケニア副環境相、ワンガリ・マータイさんを招待することを決めました。マータイさんのほかにも世界の著名人を集め、親善大使には女優の鶴田真由さんを起用する方針です。
TICADは93年から5年おきに日本政府が国連などと共催。今年は7月の北海道洞爺湖サミットでもアフリカ開発が主要議題になるため、5月の会議の成果がこれまで以上に重視されています。マータイさんのほかには、アフリカの貧困問題に積極的なロックバンド「U2」のボーカリスト、ボノさん、世界の貧困解消に向けた「国連ミレニアム・プロジェクト」で代表を務めたジェフリー・サックス米コロンビア大教授らの参加が決まりました。
2008.01.24
政権交代で地球温暖化に前向き、 一方で情報不足への不満も/豪州
昨年末に発足した<チームMOTTAINAI>の会員の方から、地球温暖化問題に関するオーストラリアの最新情報が寄せられました。
【オーストラリア・川口麻衣子】
昨年11月に発足したケビン・ラッド首相率いる新政権は、選挙で公約していた京都議定書を翌12月に批准しました。11年半に及んだハワード前政権では、1997年に京都議定書に調印はしたものの批准はせず、世界中の環境NGO(非政府組織)から地球温暖化問題に後ろ向きとの批判を受けていました。
前政権は、インドや中国など急速な経済成長を遂げる国が批准しないこと、また、主要産業である鉱業への経済的影響を懸念したことからこうした姿勢をとってきたとされています。
地球温暖化への対応を180度転換したラッド新政権ですが、オーストラリア国民は地球温暖化についてどのように認識しているのでしょうか。
約1年前にCoredataとNews.com.auが協同実施した世論調査では、ほとんどの回答者はハワード政権の環境問題への取り組みを疑問視しており、京都議定書については70%近くが批准すべきと答え、より厳しい政策が必要と答えた人が82%にも及びました。一方で75%が気候変動や温暖化に不安を感じているが、過半数以上は情報が乏しいと答えています。
Daily Telegraphの昨年10月31日の記事でも、京都議定書に関してはその詳細を知らない人がほとんどであると発表されました。
ここ数年の記録的な干ばつが国民の私生活に直接影響を及ぼしていることから、温暖化への関心は確実に高まっています。しかし、前述の世論調査をみても、国際的な取り決めを含む地球温暖化に関する情報が国内ではまだまだ不足していると感じます。
写真:地球温暖化対策で変化の兆しがみえるオーストラリア=シドニー・ダウンタウンで山田茂雄写す。
参考文献:
Ashley 2007, Kyoto Protocol, actnow.com.au, 参照2008-1-12
Leticia Makin 2007, Climate change ‘a bigger worry than terror’, news.com.au, 参照2008-01-13
2008.01.16
中華料理店「又平」でマイ箸キャンペーン/栃木
◇マイ箸の持参呼び掛ける−−平野賢也さん(66)、三原田保さん(51)
「『もったいない運動』を進める宇都宮市の飲食店だから、何か協力したかった」
宇都宮市千波町の中華料理店「又平(またへい)」の店主、平野賢也さん(66)はそう語る。この新年から、マイ箸(はし)持参の客には、料金の合計額から50円を差し引くサービスを始めた。街角の料理店には、決して小さくない金額だ。
それでもマイ箸の持参を呼びかける。「森林伐採を少しでも減らせれば、と思ってね」。その傍らでコックの三原田保さん(51)もうなずく。
宇都宮で店を始めて約15年。現在地での営業は約3年になる。地域への「恩返し」の思いも込める。「地球温暖化とか環境問題は一人一人の問題。うちのラーメンやギョーザを、自分の箸で食べてもらって考えてくれるといいね」と、真剣なまなざしで笑う。電話028・623・0622。【小野博宣】
==============
この欄では週1回、みなさんが実践している「もったいない運動」をご紹介します。こんな節約方法、あんな環境保護がありましたら、ぜひご連絡ください。郵便(〒320−0025 宇都宮市宮町3の5 毎日新聞宇都宮支局「私のもったいない」係)かファクス028・622・4233へ。
2008.01.15
紙芝居コンテストを実施−−神奈川県で15日から
◇「もったいない」をテーマ、環境問題と伝統文化に関心を
神奈川県は1月15日から、「もったいない」をテーマにした紙芝居コンテストを実施する。ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんが提唱し、環境問題を象徴する言葉になっている「MOTTAINAI」と「KAMISHIBAI」の価値を見直そうとする初の試み。県文化課は「環境問題と伝統文化に関心を持ってもらうきっかけになれば」と期待を込める。
県の今年度の職員提案事業で、文化課職員のプロジェクトチームによる「紙芝居を使った情報発信」が採用されたことがきっかけ。学校や高齢者福祉施設などで双方向のコミュニケーションができる媒体として注目されている紙芝居を使い、環境問題への啓発を図ろうと企画された。
応募作品をかながわ環境大使の歌手、白井貴子さんや紙芝居作家の長野ヒデ子さんらが選考し、「もったいない大賞」など入賞作を決定。3月26日に県庁で行われる表彰式で入賞者の実演を予定しているほか、県が優秀作のコピーを作成して環境教育や啓発活動に使用予定という。
県内の在住、在学、在勤者を対象に、15〜31日に応募を受け付ける(当日消印有効)。部門は「こどもの部」(中学生以下)と「一般の部」の二つ。応募用紙や詳しい作り方などは、県のホームページからダウンロードできる。問い合わせは〒231−8588 横浜市中区日本大通1、県文化課「かみしばい」係(電話045・210・3808、平日のみ)。【山下修毅】
2007.12.24
キッズ植林プロジェクト 全国20カ所に広がる
ノーベル平和賞受賞者、前ケニア副環境相ワンガリ・マータイさんの来日を機に昨年2月、大阪から始まった「MOTTAINAIキッズ植林プロジェクト」は、これまでに全国20カ所に広がった。毎回数十人の子どもたちが、植樹を通して生命をはぐくむ大切さを学んでいる。
同プロジェクトは全国子ども会連合会、国土緑化推進機構と毎日新聞MOTTAINAIキャンペーン事務局が実行委員会を構成。各地の子ども会、植林関係のNPOなどと協力しながら活動している。11月から今月にかけては大阪府泉佐野市、高知県いの町、東京都日野市で行われた。
このうち、いの町(11月24日)では、県森と緑の会、川内子ども会、ローソン緑の募金が協力し「土佐っ子植樹会」を開催。約60人が参加し、ヒマラヤ桜など120本を植えた。同実行委員会は「森作りは環境を守る大切な取り組み。これからも子どもたちと広げていく」と話している。【真田和義】
2007.12.12
エコスタイルフェア キャンペーンブース出展で盛り上げ /東京
日本最大級の環境展示会「地球と私のためのエコスタイルフェア〜エコプロダクツ2007」が13〜15日、江東区有明の東京ビッグサイト東展示場で開かれる。MOTTAINAIキャンペーンのブースも出展し、イベントを盛り上げる。
環境に配慮した製品やサービス、研究を紹介する展示会で、今年で9回目。昨年は572社・団体が出展し、15万人以上が来場した。
MOTTAINAIブースは「進化するエコストア」(イオン特別協賛)内に設けられ、エコバッグやMOTTAINAITシャツの関連グッズを展示・販売する。午前10時〜午後5時。入場無料。【澤圭一郎】
2007.12.11
キッズ植林プロジェクト 日野四小児童が校庭にナシ植林 /東京
植林を通じて自然の大切さを学ぶ「MOTTAINAIキッズ植林プロジェクト」が9日、日野市立日野第四小学校(日野市石田)で開催され、児童や保護者約100人が校庭の花壇にナシの木の苗を植えた。
「多摩っ子子ども会」に所属する参加者は5グループに分かれて土を掘り起こし、「元気に育って」と語りかけながら苗を植えていた。四小5年の鈴木美穂さん(11)は「これからも自然を大切にする行動を皆で楽しくやっていきたい」と話した。【神澤龍二】
2007.12.10
MOTTAINAI:ツバル首相「バス贈呈に感謝」 国連広報所長、支援説明 /栃木
<もったいない>
◇幸田・国連広報所長、支援活動の概要説明
南太平洋の島国ツバルから来日したイエレミア首相に対し、幸田シャーミン国連広報センター所長が7日、宇都宮青年会議所などの募金活動でツバルに贈ることが決まったスクールバスの概要を説明しました。首相は水没の危機にあるツバルの現状を訴えるため5〜8日、来日。過密スケジュールながら面談が実現しました。
ツバルは総人口約1万人で、地球温暖化によるとされる海面上昇で水没が懸念されています。募金活動は今年8月、宇都宮市で開かれた「第1回もったいない全国大会」で講演した幸田所長が、スクールバスが1台しかない同国の現状を報告。佐藤栄一宇都宮市長が寄贈を宣言し、これを受けた青年会議所を中心に中古バス1台を購入しました。バス購入費と運送費約250万円を目標に募金活動が続けられ、このほど資金のめどが立ちました。
今回贈られるバスには10月、ツバルが水没しないように願いを込め、宇都宮市などの中高生が大きな木や足跡、「MOTTAINAI」とペイント。幸田所長はバスの写真を首相に示しながら、座席が29席あることなどを説明しました。イエレミア首相は「狭い我が国の道路にちょうどいい大きさで、学校から遠いところに住む子供にもとてもうれしいこと。宇都宮市長や青年会議所、宇都宮の子供たちに感謝したい」と話しました。
バスは今月26日に横浜港を出港し、2月初めにはツバルに到着。首都フナフティで使われる予定です。【山本建】
毎日新聞 2007年12月9日
2007.12.05
菜の花プロジェクト:苗植え参加者募集/福岡
福岡県志摩町の「芥屋地域づくり推進協議会」(佐田信義会長)が、同町岐志の遊休地で「菜の花プロジェクト」を進めています。来年4月に花が楽しめるそうで、苗植えの参加者を募集しています。
遊休地は引津湾を望む約1ヘクタール。プロジェクトの目的は地域と都市との交流▽景観を良くする▽菜の花を利用した循環型社会を作るなどを目的としています。10月にトラクターで遊休地を整備、たい肥などの肥料をまき、別の約5アールの畑に種をまきました。
苗植えは参加費1000円で引津湾のカキなどの昼食付き。また、年会費2000円の会員になり、苗植え▽3月の花芽のつみ取り▽5月の刈り取り▽6月の脱穀▽7月の廃油せっけん作り−−のうち2回以上に参加すると4合瓶入りの菜種油をもらえます。
苗植えは9日午前9時半から、問い合わせは芥屋公民館092・328・2009。
2007.12.05
エコツリー:ペットボトル4000個/長崎
4000個のペットボトルで作ったエコツリーが佐世保市鹿子前町の西海パールシーリゾートのに登場し、訪れる人々を楽しませています。来年1月6日まで。
同リゾート内に捨てられた500ミリリットル用ペットボトルを従業員らが集めて一つ一つひもで結び、高さ5メートル、幅4メートルのツリーを製作。期間中は毎日午後5〜11時、周りに巻き付けた青と白の発光ダイオード(LED)計500個を点灯、透明なペットボトルを幻想的に浮かび上がらせています。
同リゾートの担当者は「ツリーを通して、リサイクルの大切さをPRできれば」と話しています。
2007.12.05
地産地消セミナー:会津産食材で/福島
会津地鶏や会津身不知(みしらず)柿など会津特産の食材について理解を深める「食彩ふくしま地産地消セミナー」が4日、会津若松市内で開かれ、生産者や流通業者、主婦ら40人が、地元食材を使った創作料理を味わいながら、新たな地域メニューの可能性などを話し合いました。
外食産業やホテル、旅館などによる地域食材の利用拡大、生産・流通・消費者との連携強化などを目的に、県会津農林事務所が主催した。セミナーでは、猪苗代町のホテル「ヴィラ・イナワシロ」の山際博美総料理長(46)が考案した会津地鶏のポトフ、身不知柿のパイ包みやアイスクリーム、会津坂下町特産の立川牛蒡(ごぼう)のデミグラス煮などのオリジナルメニューを試食。4班に分かれ、それぞれの立場から意見交換しました。
全体討議では、各食材の生産、流通について「食材を買える場所が分からない」「高級食材を志向するのか、地元消費を目指すのか不明確」「調理の参考になるレシピが必要」などの課題が指摘されました。
2007.12.05
ネパールの子供たちに絵本、楽器を!/福岡
北九州市職員有志で作る国際交流ボランティア「翼の会」(会長、西之原鉄也・若松区長、約200人)の協力要請を受け、ネパールの子供たちに贈る絵本や楽器などの保育用品を集めていた市立筒井小学校(武谷優子校長)の児童がこのほど、約2カ月かけて集めた品物を翼の会に贈りました。
JICA九州国際センター(八幡東区平野)で行われた贈呈式で、西之原会長は「皆さんの力添えのおかげで意義ある事業になり、心より感謝します」と感謝の言葉を述べました。筒井小の児童代表4人が収集活動の経過を語った後、西之原会長に段ボール箱やビニール袋に入れた保育用品を手渡しました。続いて、元市職員で、収集活動を始めるきっかけを作ったネパール在住のJICAシニアボランティア、裏純子さん(59)のお礼の手紙が読み上げられました。
贈られた保育用品は木琴5、カスタネット25、鍵盤ハーモニカ50、積み木5、ままごとセット10、絵本と紙芝居各20など。翼の会は、フリーマーケットで得た資金で不足分を補い、12月中に東京に発送。JICAが東京からネパールに輸送します。
2007.12.05
和紙糸:イメージ覆す丈夫さ/京都
裁断した和紙をよって作った「和紙糸」を素材に、上京区のテキスタイルデザイナーの塩谷(しおや)栄一さん(66)が、タオルやかばんなどの制作に着手ししました。軽さに加えて、和紙のイメージを覆す「丈夫さ」が特徴。京都市などで来春に予定している展示会に向け、「和紙糸の良さを知ってほしい」と意気込んでいます。
和紙糸は、広島県福山市の撚糸加工会社「備後撚糸(ねんし)」が開発し、今夏に特許を取得した独自技術「水撚り製法」で誕生したもの。同社営業課長の光成明浩さん(34)によると、幅1〜5ミリに裁断した和紙を特殊な溶液に浸して撚糸機でよりました。機械のひねり方や複数の糸をよることで強度を変えることも可能だが、一本の糸で綿糸と同等の強度があるそうです。同社では、すでにデニム用の生地も開発しています。
5月ごろに業界紙で同社の存在を知った塩谷さんが共同制作を呼びかけた。知人の染色業者に依頼し、柿渋染めや藍染めを複数回経るとさらに丈夫さが増したそうです。塩谷さんは「土に返るので環境にも優しい素材。羽毛もなく、水の吸い込みや汗の吸い取りもよくアトピー対策にもうってつけ。ブーツや帽子、ジャケットなどにも取り組みたい」と話しています。
2007.12.05
グリーン購入キャンペーン:温暖化防止へ優しい買い物を/京都
環境への負荷が少ない買い物「グリーン購入」の普及活動に取り組む「京都グリーン購入ネットワーク(京都GPN)」(中京区)が1日から、地球に優しい買い物で地球温暖化を防ぐ「1万人のグリーン購入キャンペーン」を始めています。申し込むと抽選で京都ホテルオークラのディナー券(ペア1組)のほか、京都産のかぶら千枚漬けやエコバッグなどのプレゼントもある。事務局を務める「環境市民」の有川真理子さんは「企業は環境への取り組みをしているが、働く人たちにも地球温暖化防止に向けて努力してほしい」と期待しています。
「グリーン購入」は1980年代後半に欧州で生まれた考え方で、購入の必要性を十分考慮し、品質や価格だけでなく、環境にできるだけ配慮した製品やサービスを選ぶもの。京都GPNは府内の企業や自治体、NPOなどで構成。04年11月に全国GPNの地域組織として8番目に設立しました。 キャンペーンは、京都GPNのホームページ(http://www.k‐gpn.org/)で、「省エネの優れた製品を選ぶ」など4項目や住所・氏名・電話番号を記入し「環境に優しい買い物宣言」をし、その後は来年1月20日までの期間中、買い物で府内産など、近くで取れた野菜や果物を選んだり、ゴミの発生の少ない詰め替え製品や、洗って繰り返し使えるリユースびんを積極的に利用します。
また、14日午後2時からは、中京区のウィングス京都でグリーン購入の実践講座も開催。環境に優しい漬物や車選びの講演などがあります。定員30人(先着順)。参加費300円で漬物のお土産付き。問い合わせは事務局(075・241・4664)まで。
2007.12.05
ぶちタワー:石見空港でイルミネーション完成/島根
◇利用促進を目指し
萩・石見空港(益田市内田町)のターミナルビル横に、東京タワーをイメージした高さ約8メートルのイルミネーション「ぶちタワー」が完成しました。同空港ににぎわいを創出し、利用促進に結び付けようと、益田商工会議所青年部が設置したもので、約1800本のペットボトル(500ミリリットル入り)から出来上がっています。
青年部は昨年度から、搭乗率が低迷している同空港の利用促進活動に取り組んでいます。空港により親しみを感じてもらおうと、今回東京タワーイルミネーションを設置したもので、2日に点灯式がありました。
来賓として出席した牛尾郁夫市長=同空港利用拡大促進協議会会長=は「青年部の皆さんがアイデアを出して、積極的に利用拡大に努力されているのに感謝しています」と話しています。
ライトアップの期間は、来年1月11日までの午後4時半から同8時まで。
2007.12.05
花巻「イギリス海岸」の泥岩で泥岩住宅建設:夏は涼しく冬保温/岩手
◇巨大な土壁で地熱も利用−−軽便鉄道の廃線跡前
◇宮沢賢治の精神沿う「環境に優しい家」
宮沢賢治が「イギリス海岸」と名付けた花巻市下小舟渡の北上川近くに、イギリス海岸と同じ地質の泥岩で室内に土壁を造った住宅ができました。地熱を利用した冷暖房も取り入れ、賢治の精神に沿った環境に優しい家です。
木村設計A・T(旧久慈設計花巻)の木村清且社長(57)がモデル住宅として事務所横に建設し、自ら暮らし始めました。材木には道路拡張で伐採を余儀なくされた近くの神社境内の杉を使い、岩手の古民家・直家(すごや)、曲がり家の伝統も生かしたモダンなデザインの家。イギリス海岸西約300メートルに建ち、目の前の道路は「銀河鉄道の夜」モデルの軽便鉄道の廃線跡です。また木村社長の父福治さん(故人)が経営していた「木村製材所」はイギリス海岸すぐ上にあったという縁もあるそうです。木造一部2階建て122平方メートル。建設費約3000万円。
泥岩はイギリス海岸と同じ約140万年前の地質のものでイギリス海岸近くから採取した。できた土壁は高さ5メートル、幅3・7メートルという大きさで室内を圧倒します。厚さ30センチの土壁の中心は14センチ幅で床下まで空洞になっており、夏は涼しく冬は保温に役立つ構造で、多孔質で炭と同じく消臭効果もあるそうです。また地下50メートルまで管を掘り地熱と外気温との温度差を熱源にした冷暖房システムを取り入れました。木村社長はこの土壁を「イギリス海岸からの贈り物」と名付けています。
柱や梁(はり)に使ったのは、近くの小舟渡八幡宮境内の杉の木約50本が01年に伐採されたうちの20本。大黒柱など主要な柱は8寸(24センチ)、残りの柱と梁は4寸(12センチ)という直家、曲がり家の建築様式を踏襲しました。
「住宅造りとは住空間作り。そこでどう生活するか、が問われる。人は社会や地域の中で生活するのだから、社会性や地域性を備えた住宅を考えなければならない」と木村社長は話しています。その結果、賢治ゆかりの地という地域で、集落の中心だった神社で60年かけて育った杉は少なくとも60年は使うことを考え、岩手の民家の伝統を意識し、設計しました。
「設計士が夢を見なくなったら終わり。どう地域とかかわっていくかを一緒に考える住宅の設計をしたい」と木村社長は夢を語っています。
2007.12.05
レジ袋の現状考えよう!富山国際大でワークショップ開催/富山
来年4月から県内のほぼすべてのスーパーがレジ袋を有料化するのに合わせ、大学生にレジ袋の現状を考えてもらうワークショップが、富山国際大でこのほど行われました。
同大で環境経済論を教える谷口新一講師が、レジ袋の社会的コストについての理解を深めてもらおうと開講。地域学部の2〜4年生約40人が参加しました。
まず日本では年間約300億枚消費されていることなど説明。五つのグループに分かれ、それぞれが意見を交換しました。
有料化について、▽「まだ安いので自分の行動は変わらない」(2年男子)▽「レジ袋は利用価値があり自分の行動は変わらない」(3年男子)−−と、男子学生にレジ袋を買う意見が多かったものの、「マイバッグで買い物をしている」(2年女子)▽「有料化されたら、自分はレジ袋をもらわない」(2年女子)−−など女子学生には“買わない派”が多かったようです。
谷口講師は「来年4月から自分はどうすべきか、という気付きがあれば」と成果に期待している。この授業では今後環境税なども取り上げていくそうです。
2007.12.03
長崎発!:渇水 /長崎
佐世保市で15日から時間制限給水が始まります。風呂の残り湯は無駄にすまいと、ポリバケツにためてはトイレの水洗に使い、ベランダの草木のために入浴剤は控え、入浴しない日もつくる、と私もささやかに節水努力中です。
福岡市で過去2度の大渇水を経験したので、覚悟はできている。と思っていたが「28時間連続断水」という佐世保市の計画にひるむ。水不足による断水は、日常生活への影響が少ない夜間の数時間から始め、徐々に延ばすのが当たり前だと思っていたからです。
佐世保市水道局に聞くと、節水率を考えてそうせざるを得ないといいます。94〜95年の大渇水時、同様の方法で18〜20%節水できた実績をもとに、節水率18%の目標を設定。これでダムの水を節約、河川からの取水も含め、3月の「菜種梅雨」までしのごうという算段です。
もっとも、コンピューター制御により、水管理センターで「浄水場から蛇口まで」水圧、配水を自在にコントロールできる福岡市と違い、佐世保市の場合は、約9万カ所の止水栓の開閉作業を人海戦術に頼らざるを得ないという事情も背景にあります。こまめな給・断水をすれば人手と金がかかります。作業を委託する予定の町内会やシルバー人材センターのアルバイトの作業環境や安全性を考えると、寒い夜中の作業も無理です。
約9カ月間の給水制限をした13年前の大渇水時の記事には、種々の工夫で断水を乗り切る市民のたくましい姿がある一方で、当時で既に構想後20年以上を経た県の石木ダム(川棚町)建設計画に頼るばかりで水源確保の解決策を打ち出せずに渇水危機を度々招く行政への不信・不満の声を伝えています。
今回も、同じことを伝えることになるのでしょうか。佐世保市民1人当たりの水の使用量は、05年度データで九州の主要都市中、最も少なかったが、市民の節水努力だけでは水問題は解決しません。
<佐世保支局長・谷由美子>
〔佐世保版〕
毎日新聞 2007年12月3日
2007.12.03
有機野菜直売店:「元気です」 市民団体、佐世保に開く /長崎
無農薬野菜作りに取り組む佐世保市の市民団体「大地といのちの会」(吉田俊道代表)の会員が2日、同市口の尾町に有機野菜の直売店を開きました。安全でおいしいと評判で、初日から多くの客が詰めかけました。
「だいち村三川内店」(三好俊伸店長)で、初めての店舗。広さは約130平方メートル。販売する野菜はすべて無農薬無化学肥料栽培の有機野菜で、県北地域を中心とした同会会員の約20業者が生産。調味料や、クッキーなどの加工品のほか、その場で試食できる玄米おにぎりやにんじんジュースなども取りそろえています。
大地といのちの会は、99年9月に発足。生ごみでバクテリアの豊富な土を作り、その土を使って無農薬で育てた野菜は、栄養分が高いだけでなく、味が濃く、腐りにくいことを確認。生命力あふれる野菜という意味で「元気野菜」と名付けました。
しかし、土からつくるため、農薬使用のものより2〜3割ほど値段が高くなります。これまで市内のスーパーで販売しても、なかなか生産業者は利益を上げられませんでした。
このため三好店長は「まずは元気野菜を多くの人に体験してほしい。生産者と消費者を結ぶ橋渡しになれれば」と話しています。
営業時間は、午前9時半〜午後5時半(水曜定休)。問い合わせは、同店(0956・30・7120)。【近松仁太郎】
〔佐世保版〕
毎日新聞 2007年12月3日
2007.12.03
地球温暖化:石原良純さん講演や映画上映−−県立大 /山口
12月の地球温暖化防止月間にちなんだイベント(県地球温暖化防止活動推進センター主催)が2日、山口市の県立大学講堂で開かれました。ドキュメンタリー映画「不都合な真実」上映や俳優、石原良純さんのトークショーなどがあり、身近でできる環境保全などを考えました。
不都合な真実は、前米副大統領のノーベル平和賞受賞者、アル・ゴア氏が主演。地球温暖化が巻き起こす環境破壊を描きました。上映後は、気象予報士でもある石原さんが「空をみよう」のテーマで講演。気象の変化や気象学の楽しさなどエピソードを交え、最後に「無理せず、まずは自分のできることから始めましょう」と訴えました。
山口市赤妻町の主婦(56)は「県内の家庭からの二酸化炭素排出量がこの10年間で約18%増えたと知り驚いた」と話していました。【住田里花】
〔山口版〕
毎日新聞 2007年12月3日
2007.12.02
原油高騰:農家を直撃 ハウス用、昨年度比10円値上がり /宮崎
原油高が県内農家を直撃しています。いずれも全国1位の生産額(05年)を誇るピーマンとキュウリは10度以上の気温が必要だが、ハウスの気温を保つ重油は、昨年より1リットル当たり10円前後アップしています。重油が不可欠な冬場を前に、ハウス農家は「消費者への価格転嫁もできない」と悲鳴を上げています。【種市房子】
栽培のためにキュウリは11〜12度、ピーマンは18度の気温が必要で、県内では11月下旬〜4月にハウスを暖めます。JA宮崎経済連によると、JAグループが扱うハウス用の重油は現在80円弱で農家に販売。昨年度の平均66・8円から10円ほどアップしたことになり、02年度平均(40・5円)の2倍近くにもなっています。
日向市美々津町でピーマンを栽培する石田和平さん(61)は、今年の重油代を試算したところ、昨年と比べて月約9万円上がることが分かりました。「9万円もあればパートが1人雇える」と話す。しかし、消費者への価格転嫁もままなりません。「ガソリンや菓子は売る方の意思で値上げできるかもしれないが、野菜は買う方が競りで値段を決める。重油の値上がりは農家がかぶるしかない」と苦渋を話します。
経済連の試算でも、平均的なハウスピーマン農家の10月の手取りは昨年比で3割減となっているそうです。
経済連は▽夜間の放射冷却を防ぐためにハウスにビニールを二重三重に張り巡らす▽燃費効率を上げるため暖房機器を丁寧に点検する−−などのマニュアルを農家に配り、省エネ対策を呼び掛けています。
毎日新聞 2007年12月2日
2007.12.02
アジア・太平洋水サミット:オープン行事、多彩に /大分
49カ国・地域が参加する第1回アジア・太平洋水サミット(3、4日、別府市)のオープンイベントが1日、本格的に始まりました。【梅山崇、金秀蓮】
主会場の同市ビーコンプラザでは、毎日新聞主催のプレシンポジウム紹介コーナー(4日まで)など展示コーナーがずらりと並んでいます
市内のホテルでは東アジア15カ国の保健担当閣僚らによる公衆衛生会議(ユニセフなど主催)があり、6億4000万人もの人が基本的な衛生施設を持たない現状について議論。上下水道整備にかかるコストは、疫病の発生などがもたらすコストよりも安いとの認識に立ち、早急な改善を図ることで一致しました。2年後に整備状況を検証します。
また日田市では、近く政令で「新エネルギー」に認められる水力エネルギーの活用方法について考える「小水力利用シンポジウム〜農業用水を生かして農村をエネルギー基地に〜」。地球11周分の農業用水路を活用できないか探りました。
ひた市民環境会議エネルギー部会などの主催。県内は水が豊かで、1914(大正3)年に作られた富士緒井路第一発電所など、土地改良区による農業用水路を利用した水力発電所が豊後大野市内に4カ所あります。
シンポでは、栃木県那須野ケ原土地改良区の星野恵美子事務局長が、家畜排せつ物を利用したバイオガスエネルギー生産、太陽光・小水力発電など複合的な地産地消エネルギーへの取り組みを発表。水力発電は地区に流れる延長340キロの農業用水路を利用しているが「発電分が地区内でしか利用できないのはもったいない」と問題提起しました。最後に▽各国の小水力利用可能性調査▽事業化手引書の作成▽アジア・太平洋諸国間の情報交換組織の設立−−など7項目をサミットに提言することを決めました。
毎日新聞 2007年12月2日
2007.12.02
公開講座:「エネルギーの地産地消を」 30人聴講−−鳥取環境大 /鳥取
鳥取環境大学が自然環境保全と資源利用をテーマに開催している公開講座「天ぷら油が動かすスクールバス」シリーズの第1回が1日、鳥取市尚徳町の県立図書館で開かれました。同大環境政策学科の金子弘道教授(60)が「バイオマス燃料の可能性」と題して講演し、約30人が聴講しました。
![]()
<写真>鳥取環境大公開講座「バイオマス燃料の可能性」と題して講演する金子教授
金子教授は地球温暖化の防止対策として注目されているバイオマス燃料を国内外の使用例を挙げて紹介。県内の自治体などで使用が進む廃食用油を精製して製造する軽油代替のバイオ・ディーゼル燃料(BDF)や、サトウキビや建築廃材からエタノールを精製して製造するガソリン代替のバイオ・エタノール燃料などを写真や図解入りで説明し、「バイオマスでエネルギーの地産地消を」と結びました。
鳥取市の岡田次郎さん(
